振られないようにする接客は今日からやめよう!
売上のプレッシャーから振られないように接客する
売場に立っていると少なからず売上目標のプレッシャーがあります。個人予算がある会社も多いと思うので、なおさら気にせずにはいられません。
ダメダメ販売員だった当時の私も、常に売上を気にしながら売場に立っていましたし、接客に付くその瞬間、接客についてからも売上ばかりを気にしていました。
すると、どんな接客になってしまうかというと、振られない接客をしようとしてしまうのです。
アプローチして、お客様が気になってる商品のメリットを必死に伝え、リアクションが冴えないと、質問はそこそこに次のおすすめ商品を持っていってしまう。
大切なお客様の気持ちを置いてけぼりにしてしまうのです。
振られないように・・・
接客のゴールは売上ではない
売上のプレッシャーを感じている時は、どうしてもお客様の「買上」より、私達都合の「売上」を起点にしてしまいがちです。
ベテランであれば、ある程度コントロールができることかもしれませんが、接客がうまくいっていない時の焦る気持ちは、どうしても接客にあらわれてしまうものです。
上記のような焦る気持ちが伝わった瞬間、お客様の買い物熱は一気に冷めてしまいます。
ではどうすればいいのか。
それは、お客様の前ではせめて接客のゴール(目的)を変えることです。
NG:●円(売上目標)をとるための接客する
OK:お客様が2度3度とご来店くださるような接客をする
OK:オンラインでは味わえない体験ができる接客をする
OK:お客様が満足できる商品探しのお手伝いをさせていただく
売上はあとから付いてくるものです。
その日にお買上げいただけなくても、誠意ある接客をしていれば必ず戻ってきてくださるものです。いつでも胸を張ってお客様のために!と言える、そんな接客をすることが、販売員のマインドとしてとても大切なことだと思っています。
振られることは悪なのか?
振られる(=ご購入に至らない)と、ちょっと落ち込んだ気分になります。私はこの瞬間が本当に嫌いでした。この気分を味わいたくないから、結局振られないような接客をしてしまう・・という負のスパイラルです。
振られることは悪なのか。
私達も買い物する際、接客の良し悪しに関わらず予算がなくて買うのを諦めることもありますし、時間がなくて、また見に来ます~なんてことがあるように、お客様の都合もそれぞれです。
私達ができることは、とにかく目の前のお客様に集中してお悩みに答えつつ一点一点ご提案すること。買うか買わないかはその後の話で、私達がコントロールできることではない、ということです。
ですので、振られることは悪ではないのです。
むしろ当然のことですし、接客数が多い販売員ほど、よく振られています。
ですので、振られてしまうことがまだ怖くて、いい接客が出来ないという人は、振られ慣れるくらいの気持ちでどんどん接客についてほしいです。(雑に接客してほしいと言っている訳ではありません)
売上のプレッシャーと振られる恐怖により、目の前のお客様がちゃんと見れなくなってしまうようであれば、本末転倒です。
まずはお客様の興味関心に興味をもち、そこに集中してたくさんの接客経験を重ねることで、売上にも縛られない、お客様が喜んでくださる接客ができるようになります。
接客マインドを磨くことが、売れる販売員の近道
今日は、研修の中でも、いつも熱く語ってしまう内容を書いてみました。接客スキルも大切ですが、販売員の心構えも本当大切なんです。
売ってやろうという傲慢なマインドは、すべてお客様に伝わります。みなさんもそんな接客を受けた経験はありませんか?
このような接客を受けるたびに悲しくなりますし、同時にそれだけ売上のプレッシャーが多い職場でもあるんだと感じています。
そんな色んなドラマがある売場を笑顔が溢れる場所にしていくために、スキルやマインド、私が試してきたことすべてを今後も発信していけたらと思っています。
引き続きよろしくお願いします~!
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