99日目 中国と景気と仕事
Xからの続き
中国の今
学生:仕事がない
社員:仕事がない
社長:仕事がない
みんな仕事がない
景気が悪い、学生は卒業しても就職先がなく、若者の失業率を発表していたころは20%ともそれ以上とも言われていたがその後発表をやめてしまった。卒業即失業ということでキャリアの空白を作らないように、大学院、留学への道を必死に模索している、その余裕がない学生たちはアルバイトなどを探すしかないが、これは我々日本人が就職氷河期でいつか来た道だ。
景気が悪い、社員は給料も上がらず、怖くて転職も控え、ただひたすらクビにならないことを第一目標において、日々失敗しないように仕事をしている。日本人の仕事は減点法だとかつて批判されたことがあったが、中国も景気が悪くなってしまえば大差ない、むしろ簡単にクビになる分、縮こまり方は日本以上で社員の最近の口癖は「有一份工作已经很好了」(仕事があるだけマシ)である。
景気が悪い、社長は仕事がなく、資金繰りも厳しい。社員同様に社長も最近は「有什么好的项目吗」(なんか仕事ない?)が口癖である。社員ならクビになれば仕事がなくなるだけで済むが(それも良くないが)、社長は会社がなくなると全てを失うことになる。得てきたものが社員より多い分、失うときも被害は甚大だ。曰く銀行が渋くなった、曰く政府の政策が悪い、不満はとても多い。
それぞれがそれぞれの不満を持って日々生きている。
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