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88日目 中国と旅行とコンビニ

日本に中国人観光客が戻ってきている。京都や大阪や奈良の観光地を訪れるといたるところで中国語の楽しそうな歓声が聞こえるようになった。コロナもようやく落ち着きインバウンドも徐々に回復の気配と言えるかもしれない。

かつて爆買いがブームだった頃とは異なり、中国人観光客も「買い物、買い物、買い物」一辺倒ではなく(もちろん買い物も大好きだが)、様々な体験を重視するようになっているという声も聞く。

以前話題となったモノからコトへという現象は実際に起きているいるのだろう。そんな中でも、中国人観光客から依然として買い物場所としてコンビニエンスストアが人気らしい。

コンビニエンスストアはその名の通り便利なショップだが買い物という点でみれば決して値段が安いわけではなく、また品揃え豊富なわけでもない。ただ、今なお中国人には人気である。

中国人の友人によれば、日本のコンビニは買い物をする場所としてスーパーやドラッグストアやデパートには勝てないかもしれないが、お店に入った瞬間や買い物をしている瞬間の楽しさでは群を抜くという。

つまり、日本のコンビニは中国の人たちにとっては買い物をする場所というよりは、一種のアミューズメントパークとして機能しているそうなのだ。コンビニにもモノからコトへのシフトが生まれていることを、中国の友人から聞いて知った次第である。

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