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働くことについて

これまであんまり触れてこなかった、働くことについて書いてみようと思う。なぜ突然思い至ったかというと、フリーランスでお世話になった1社目のお客さんと、そろそろ契約が終わりそうだからである。

そしてやっぱり、自分の生活はお金があって回っていることを秘匿すべきじゃないと思ったからだ。

アーティストがお金のことにダンマリを決め込むケースは多いし、私も漏れずにそうしてきた。作品を作った人の背景に、例えば「会社員」「フリーター」「無職」などの職業がちらつくことが邪魔になるんじゃないかとさえ思っている節があった。

私のキャリアは平凡さと稀有の、ちょうど真ん中くらいにあるものなような気がする。だからこれまでの試行錯誤を記してもいいかなぁという気分になった。それから、収入源だからといってそれを「職業」だと言い張る必要もないかなぁと、少し肩の荷が降りるような気分でこれを記す。


これまでの労働遍歴

実は私はかなり長いこと、そしてあまり空白期間なく、いろんな形で労働をしてきた。
途中休職をしたり、その果てに会社を辞めたり色々あったが、3ヶ月以上労働をお休みした事は無かったと思う。

2013年 秋
高校1年生、初めてのバイトはセブンイレブン

2016年 春
大学合格と同時にコンビニを辞め、店長の紹介で地元のお蕎麦屋さんでバイト

2017年 夏
大学2年生で寿司屋のバイトを掛け持ちし始めた。

2018年 秋
大学3年生の秋、蕎麦屋と寿司屋をやめてベンチャーでウェブデザインのバイトを始める

2019年 春
大学4年生になった4月に、バイトをしていた会社で正社員(!)となった。

2020年 春
大学卒業と同じタイミングで転職、コロナ禍の2年間を丸々デザイン事務所で過ごした。

2022年春
大学院進学と共に、UI / UX デザイナーとして独立し、フリーランスになり、今に至る。

初めてのアルバイトからもう10年も経ったのか。改めて振り返ると、就活を経なかったが故に結構歪な経歴になっている。

最近の仕事の話

昨年の5月から、同じクライアントと仕事をしてきた。私の学業を応援してくれていて、とても温かいクライアントだ。

しかし一年かけて、サラリーマンという雇用形態に折り合いがつかないことが増えてきた。フリーランスになっても、クライアントは企業だ。
私に指示を出す人はマネジメント職、一緒に試行錯誤するのはサラリーマンのエンジニアだったりする。

フルリモートで仕事をする中で、朝9:50から朝会を行うことが定められている。チームメンバー約5名で、朝会を行う。

9:50とは決まっているが、管理職の方々はボードミーティングがあったりすると遅れることがある。待っている間、オフィスからzoomを繋いでいるエンジニアの音声に、周囲の声が入る。

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