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未完成が完全という考え方

大きくマイナスに振れた針は、やがて同じレベルでプラスへと振れてゆくでしょう。振れ幅が極端になればなるほど、訪れるプラスも大きくなる。そう信じたいのです。人生には、仕事に、恋に、家族にと、さまざまな試練があります。何も信じられない時期もある。この世に救いの神はいるのだろうかと思いたくなる感覚。それでも生きてゆき、どん底から一歩ずつ這い上がることが、「ほんとうの自分」に帰る一歩になるでしょう。「差取り」で「悟り」に向かいはじめる一歩になるのではないでしょうか。未完成である自分だからこそ味わえることがある。いいも、わるいも含めて。完全な自分とは未完成ゆえにどれだけの感情を味わい、どれだけ振り子を振るか・・・神の意志で用意されたものを、どれだけ感じることが出来て「悟り」に向かったか・・・を意味するのかもしれません。

「闇のむこうへ」

ふらつきながら 夜を歩いた
倒れても 歩道の冷たさ わからないまま
何かに あらがうことだけが 生きる証し
天使と悪魔が 混ざりあい 溶けてゆく
手をのばしても 見えない 未来 
淋しく ゆらめく星たち 教えて欲しい
いまを生きて たどり着く場所
暗闇のむこうで 光る自分へ

溺れることで 今を感じた
地獄へと 落ちてく自分 恐れないまま
何処かに たどりつけばいいと 身をまかせた
マイナスの針が 振り切れて こわれてく
泥沼の底 見つけた 刹那
忘れた あの日のぬくもり 感じて泣いた
いまを生きて たどり着く場所
暗闇のむこうで 光る自分へ

見えない何かと闘い
闇を走りながら
嘘の自分を 作り上げた
そのすべてが終わるとき
見えるだろう
進むだろう

いまを生きて たどり着く場所
暗闇のむこうで 光る自分へ



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