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娘のダイエット

昨日、次女から、
その日の朝食の写真が送られてきた。

玄米、塩鮭、納豆、卵焼き、かぼちゃ、
そしてグリーンスムージー。

大学生にしては、立派な朝食だ。


娘は、つい数か月前まで、ヴィーガンだった。
動物愛護団体の友人の影響を受けたらしい。


私は、時々、豆腐料理など、
菜食で美味しい料理の作り方を教え、
娘の食事制限について
特に心配はしていなかった。


しかし、娘の体重は少しずつ増し
昨年の夏に遊びに来た時は、
一体どうしてしまったのか、と驚くほど、
顔も体も、別人の様に太ってしまっていた。


娘は、ヴィーガン料理だけでは満足できず
お腹が空くと
ケーキやドーナツなどを、
暴食してしまっていたようだ。


私は、母親として、娘の健康を心配したが
体重というデリケートな事について、
どのように話したら良いか、わからなかった。


頑固な性格の娘に
食事制限について批判したり
説教したりするつもりは、無かった。


娘は、カウンセラーや栄養士から
アドバイスを受け
毎日摂取するタンパク質の量を計算し始めた。


計算するうちに
菜食のみで、
タンパク質を必要量摂る事の
難しさに気付き始めた。


大豆や豆類は、タンパク質が豊富だが
同時に脂肪分や炭水化物も多いので、
タンパク質を多く摂ると
同時に、脂肪分や炭水化物の量も多くなる、
という矛盾が生じる。


タンパク質を、簡単に多く摂るには
肉や卵を食べる必要があると
娘は、数ヶ月で理解した。


娘はヴィーガンを卒業した。


それから、私は、電話やズームで
娘に様々な日本食の作り方を教えた。


娘は、日本食を基本とした食事を、
自分で作り、
きちんと1日3食食べ
デザートには、果物や
甘さを控えた、手作りのケーキなどを、食べた。


1日1万歩を速足で歩き、
週に3回、筋トレをした。


そして、
3ヶ月で、10キロの減量に成功した。


糖質を全く摂らないケトダイエットや
体を飢餓状態にする16時間ダイエット
などに比べると
比較的、ゆっくりではあるが
確実な減量ができているようだ。


何よりも
娘は、幸せそうで
ダイエットを楽しんでいる。


そして、
最大のメリットは
母娘の会話が増えた事だ。


親子の断絶が
ダイエットを、通して
解消されたなら
これも、また、
良し、だ。



最近、見つけたこの動画に
娘の食事療法が妥当であることが
明確に、論理的に説明されている。




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