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自分は、自分の等身大を生きればいい。|#124

娘(4)が「宇宙」にハマり出した。
元々、自然科学系が好きな子ではあるけれども、ついに「宇宙」に触手を伸ばしたか!

それにしても今どきは素晴らしい。
惑星の”裏側”まで鮮明に見ることができるアプリがあるとは知らなかった。あまりの美しさに息をのみ、大人が見入ってしまう(「ママ、ipad返して!」とせっつかれつつ。)

4歳児でも容易に「太陽の光が当たっている側は明るい、反対側は暗い」という事実を飲み込むことができるんだから。

▽ ずっと見ていられる!本当に美しい天体アプリ 


さて、私も「宇宙」が大好き

娘が興味を持ち始めたのをこれ幸いにと、図鑑を買い、アプリを追加し、DVDを一緒に見て、壁には惑星ポスター、そしてこの記事を投稿している今日は娘を連れてプラネタリウムに行く予定だ。

中学生の頃は科学誌「Newton」を読み漁った。
(そして理解できなかった)

「初めての相対性理論」的な本も、沢山読んだ。
(「相対性理論は難しい」ということは理解した)

まだ解明されていない宇宙の謎について、わからないという感覚の不思議さを味わうのは今でも大好きだ。


* * *


「宇宙」は壮大!
いや、一介の素人が語るなんてことは憚られるけれど、やっぱり壮大だ。

「宇宙は今でも広がり続けている」、じゃあ宇宙の外側は何?
「ガス惑星はガスのかたまり」、じゃあ着陸しようとしたら反対側に抜けちゃうのかな?
太陽と地球の間の宇宙空間は、やっぱり熱いのかな?
「遠い星の光は数千年かけて地球に届くこともある」、じゃあ届いている最中を横から見たら直進している光が見えるのかな?
「何でも吸い込むブラックホールが宇宙にはいくつもある」、でも宇宙自身が飲み込まれないのはどうして?

そんな、突き詰めると究極的には哲学に至りそうな謎に「思いを馳せる」のが大好きだ。

宇宙は対象として広大過ぎて、まだ解明されていないことだって多い。その「わからないことを味わう」感覚がたまらない!


* * *


そして「宇宙」を思うときに思う、もう一つのこと。
それは「自分自身の無価値感」。いや、健全で前向きな解釈なので、心配はご無用。

だって考えてもみてほしい。
たとえば私たちが立っている「日本の国土」という場所は、

138億年前から現在まで膨張し続けている、最大範囲不明の広大な空間の中にある、
2兆個とも推計されるの星の巨大集団(銀河)の、
2兆分の1である「天の川銀河」に所属する、
約1000億個の星の中の
たった9個の星集団である太陽系の、
✔ 太陽から3番目に小さなの星である地球の、
✔ さらに表面積たった0.28%でしかない場所

それが「日本」だ。


地球から一番近い月まで行くとしても、新幹線で80日
リングが美しい土星に至っては、新幹線で400年。スペースシャトルでも6年だ。

まだある。
地球は(地球時間で言うところの)24時間で1自転するけれど、土星は9.8時間で1周するらしい。あんなに巨大なのに!


そんな「人間にとっての宇宙びっくり」を見ていると、ちっぽけな太陽系のさらに小さな星である地球の、46億年ある歴史の中で私なんかが占める割合なんて、塵でもすらないと本気で思う。

ネガティブ思考?

いや、いたって健全で前向き!


私なんぞがどれだけ足掻いても、背伸びをしても見栄を張っても、どんな生き方をしようとも、宇宙にとっては痛くもかゆくもないんだ。
「質量保存の法則」が宇宙空間にも適用されるかは知らないけれど、まあ私なんて宇宙にしてみたら存在していないに等しいわけだ。

地球の重力下にある体重計が50kg前後を指す、水とタンパク質、あとちょっぴり糖質?のカタマリでしかない私。
一瞬の煌めきにすらなれない、80年の人生。


私がどう生きようと、宇宙には何の影響もない。

だったら。

ちっぽけなことであれこれ悩んだり、人と張り合ったり比べたり、さらには劣等感で苦しむことは全部手放して、

自分らしく伸び伸びと、等身大で「今を楽しむ」精神で人生を謳歌するのがよさそうじゃないか。


138億年の広大な宇宙の中の、ちっぽけなタンパク質のカタマリだという事実は、自分を客観視させてくれる気がする。

客観視は自分に冷静さを与え、視野を広げてくれる。


自分は、自分でしかない。

だから、自分は自分の人生を生きる。心地よい等身大の人生を。

それでいいんだ。


そんなことを、娘の「宇宙図鑑」やDVDを見ながら思う、地球時間2021年2月23日、0:19。


一緒に楽しみながら高め合える方と沢山繋がりたいと思っています!もしよろしければ感想をコメントしていただけると、とっても嬉しいです。それだけで十分です!コメントには必ずお返事します。