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【読書感想文】手製本の作り方の本を3冊読んでみた


一昨年くらいに、手製本の作り方の本を買っていた。

📙 いちばんわかる手製本レッスンー手でつくる本と基本技法


その時、たしか本を手作りする事に興味があったから買ったはずだ。その時に読んで「意外とめんどくさい」と思った。
私は簡単な製本は仕事のお手伝いでやった事があるので楽勝だと思っていたけど、仕事でやった時は印刷の現場の人が機械を使って裁断したり折ったりしていた。それに、私たちはお手伝いで入る訳だから下準備はできた状態で製本作業に入っていた。本を読んで、1からの手作りだとなかなか骨が折れそうだと思ったのだ。

そのまま本は本棚に入れられたままだった。

最近になって、また手作りの本に興味が出てきた。それで、本棚から引っ張り出してまた再読してみた。

この本は和装本と洋装本の8種類の作り方が載っている。オールカラーで手順は写真を使って詳しく解説されている。さすが「いちばんわかる」と頭についているだけのことはあると思う。

私が作りたいのは、和装本の基本の四つ目綴じの本だ。
写真で見ると簡単そうではあるけれど、やってみるとたぶん難しいんだと思う。Amazonで見てみると、基本の作業に必要な道具をはじめ、製本作業に便利そうな道具も色々あるようだ。そういう物を使うと、作業が捗りそうだ。

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これは私の悪い癖でもあるんだけど、こういう時他にも同じ様な本を買ってしまう。そういう訳なので、当然今回も別に本を2冊ポチってしまった。

まずは1冊目。

📙 美篶堂とつくるはじめての手製本:製本屋さんが教える本のつくりかた


こちらは美篶堂みすずどうという製本屋さんが書いた本だ。

和装本と洋装本、合わせて8種類紹介されている。この本は豆本の作り方も載っている。

いちばんわかる手製本レッスンに比べると、ひとまわり小さいサイズだ。
作り方は写真でも解説されているけど、イラストも使われている。
作り方には関係ないけど、この本の紙や印刷のインクの色味が好きだったりする。

また、この本は美篶堂の中の人の紹介や扱う商品の事なども書かれている。手作り本の作り方としても楽しめるし、なおかつ読み物としても楽しめる。
全体の三分の一くらいが読み物みたいな感じなので、ガチで作り方を知りたい場合は少し物足りないかもしれない。

続いて2冊目。

📙 お気に入りをとじるーやさしい製本入門

これはNHKの番組テキストだ。
2008年のムック本なので、当然中古で手に入れた。

これは、製本の他に文庫本をハードカバーにしたりするリメイクも含めて10種類ほどの作り方が載っている。
大きめの写真を使って解説がなされていて、思っていたより分かりやすい様に思う。

この本は、どちらかというと「本をつくりたい」というよりも、「旅行の思い出を製本する」「子供の思い出のお絵かきなどを製本する」「レシピ集を製本する」みたいな用例が多い気がする。

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私にしては本当に珍しく、買った本をすぐに読んでみた。

こんなに手製本の本を読んで、何の本を作りたいと思っているか。それは、短歌集だ。
短歌を始めて2年くらいになるけど、自画自賛で上手く詠めたものをまとめてみたかったのだ。

今、頭の中で構想を練っているのは2冊あって、普通の短歌好きな曲をイメージした短歌(曲から一句)だ。まずは自分用に1冊ずつ作ってみて、良さげだったら少し量産してみるのもいいかなと考えている。

こういう事を考えていると、だんだんその気になってきて、製本の基本の道具や便利な道具、あとはたくさんの紙などを買ってしまう未来が見える。そして、手芸材料と同様にたくさんの罪庫を抱える事になりそうな気がしてならない。

量産したい、と書いたものの、私の短歌集なんて需要があるのだろうか。それが大きな疑問として残る訳だけども。



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