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本当の自分は胸の中心あたりにいる子供の自分、頭の中にいる大人の自分ではない

ふだんはそれほど意識していないのですが、つねに自分の胸の中心あたりに6歳の子供の自分が住んでいます。

そして、そこにいる6歳の自分が本質的な自分だと思っています。

何かがあって相談したいときにはその子にきいてみます。

胸の中心あたりに手をあてて「〇〇ちゃん、どうしたらいい?」「〇〇ちゃんはどう思う?」と話しかけてみます。

すると意外といい答えが返ってくることがあります。

〇〇ちゃんのところは自分の名前でいいと思います。その子は子供の姿の自分自身ですから。

頭の中から聞こえてくる声は大人の自分で、本当の自分ではありません。

他人の影響を受けた、他人目線で話してくる自分の声です。だから基本的に無視しても平気です。

反対に心の中の6歳の自分というのは、純粋な何の影響も受けていない自分で、伝えるときは小さな声ではあるけれど信頼できる感じがします。

何となくしっくりくるというか、ストンと落ちるような感覚です。

頭の中の大人の自分の声は、自分だけれど自分ではない、声は大きいけれど信頼できるかは疑ってかかった方がいいです

何か迷った時には、胸の中の子供の自分の言うことを聞くということです。

言葉ではっきりと知らせてくれるという感じではないですが、直感でひらめくようなイメージが浮かび上がるような感じで知らせてくれます。

理屈をこねたり、いかにも正論のようなことを、大きな声で圧力をかけるように言葉ではっきり言ってくるのは、頭の中の大人の自分です。

大人の自分は、心の底から湧き上がる純粋な願望を否定したり、いろいろな理由を並べて、叶わせないように邪魔する役割をします。

大人の自分は他人や社会の声を代弁してる感じで、自分がどう思われるのかというのを気にしすぎていますから、本当の自分の声ではないのです。

なんだかんだ言って、心の中の子供の自分の声を耳を澄ませてちゃんと聞いておくと、悪いことは起こらないな、少なくとも心の平穏を保ってくれるなと感じます。

子供の自分は声は小さいのに、意外と鋭く、自分にとってよくない人物もちゃんと見抜きますし、怪しい事も見抜きます。

だから子供の自分は胸の中心あたりにいつもいると思って、いつもアクセスしておいた方がいいというわけです。


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