現代語訳「梁塵秘抄」(373)

【 原文 】
風に靡《なび》くもの 松の梢《こずゑ》の高き枝 竹の梢とか 海に帆《ほ》かけて走る船 空には浮雲《うきぐも》 野辺《のべ》には花薄《はなすすき》 (373)

【 現代語訳 】
風になびくものは、松の梢《こずえ》の高い枝や竹の梢。海で帆《ほ》かけて走る船。空の浮雲、野原の薄《すすき》の穂《ほ》。


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