見出し画像

ごちゃごちゃした街が好き|現実とファンタジーの狭間のはなし。

正確には、お店がひしめき合っていて、人がわさわさいるような場所が好き。

映画『鉄コン筋クリート』の街並みに妙に惹かれる。退廃した色合いに、漢字の看板に、ときめく。

鎌倉の小町通りとか、中華街とか、浅草の仲店通りとか。台湾の九份とか、最寄り駅の飲み屋街とか。

確かに現実なのに、そこには非日常があって、ちょっとした異世界に迷い込んだ気にすらなる。

そういう環境の中で普段生活していないし、そういう商売を生業にしていないせいもある。自分にとっての現実とファンタジーの狭間の非日常。そこには"憧れ"が多分に含まれている。

あと、お祭りが好きなのだ。

普段よりちょっとおしゃれして、仲良しの誰かと喧騒の中を歩く。客引きのお兄さんの声。食べ物とタバコと発電機のガソリンの匂い。赤い提灯がぶら下がっていたりする。はい、最高。

いつも現実じゃ、いつも日常じゃ、心にハリが出ない。ファンタジーに触れることで、明日への活力が見出せる。

映画で、本で、音楽で。誰かの作った作品を通して今日も自分にファンタジーを供給している。

でも、自分が生で五感で感じる事に、最近飢えている。日常とファンタジーの狭間の、自分で体験できる非日常にどっぷり浸かりたいと思う今日この頃。のらりくらりと行き来しながら、今日もなんとか生きていて。なにも心配せずに、ビール片手に夜桜でも見られる世界が早く戻って欲しいと願いながら、今日もnoteを書いている。

***

最後まで読んでくれたあなた。

ありがとうございました。

今日もよい1日を。

春瀬 蒼



この記事が参加している募集

スキしてみて

この街がすき

最後まで読んでくれたあなた。 ありがとうございました。またいつか🍄