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父とわたしとわたしの娘

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わたしには家族がいる。

わたしを育ててくれた家族と、2019年からわたしが作りはじめた家族。それに夫を育ててくれた家族や姉が新しく作っている家族。

どれもわたしの大切な家族だ。

大人になってから家族というものが増えて、その分だけ豊かになった。そして、その分だけわたしを育ててくれた家族についてよく考えるようになった。

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わたしを育ててくれた家族は、母と父、それから4つ上の姉とわたしの4人なのだけれど、わたしが「家族」というとき、その中身は大抵「母と姉とわたし」の3人を指してきた。

父はいまも元気に生きているし、わたしは結婚後も実家の近くに住んでいるので、顔を合わせることは多い。

それでも、わたしがいう「家族」の中に、長らく父は不在だ。

関係性が大きくこじれているわけではない。特別に何かされたり、大きく傷つけられたりしたことがあるわけでもない(と、思う)。会えば話をするし、バレンタインにチョコを贈り、ホワイトデーにお返しをもらったりもする。

ただ、20年以上も同じ家で暮らしていたのに、うまく関係性を深めることができなかったな、とわたしは感じている。

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