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看護師免許取得とサッカーの両立!?

みなさんこんにちは。中野みづきです。
わたしの夢は、スポーツで得た経験を活かし、この世の中を良くすること。スポーツの楽しさ、夢や希望をもつことの素晴らしさ、目標に向かって努力することの大切さを1人でも多くの人に届けることです。

今回は私が女子サッカーの強豪校を卒業後、なぜ看護師の道を目指そうと思ったのかお話していきます。
進路に迷っている方や人生の分岐点に立っている方の何かのきっかけになれば嬉しいです。

高校3年生の春、女子サッカークラブINAC神戸との練習試合。
新年度になり、始めての練習試合の中での出来事でした。
相手のボールを取ろうとしてスライディングをした時「パーン」と音とともに感じたことのない強い痛みが走りました。

病院に行き検査をし、診断名は「前十字靭帯断裂、半月板損傷」。
競技復帰するためには手術が必要で、全治半年〜1年だと。
頭が真っ白になりました。サッカーに打ち込む為に進学して、試合に出る為、全国優勝する為にかけてきた時間が一瞬で崩れ落ちていくのを感じました。「お母さんごめん、手術しないと大好きなサッカーが出来ないかもしれない」と泣きながら電話をかけたことは今でも忘れられません。

怪我したことを引きずっていても、前に進めないことは頭ではわかっているけれど、感情が追いつかなくて。チームメイトに沢山支えてもらってなんとか怪我と向き合うことができました。

入院時にチームメートからもらった手紙

手術を乗り越え、次に待っていた大きな壁は進路について。
当時の私は、夏の全国大会に出てサッカーで大学進学もしくはプロリーグにす進むことを夢描き進んできました。
しかし怪我によってその道がなくなってしまった。
サッカー以外に特にやりたいこともなくて、悩んでいた私にきっかけをくれたにはお母さんの一言でした。
「看護師の仕事は人の為に働くことができる、とても立派な仕事だよ。みづきに向いているんじゃない?」と。
私はその一言で看護師の道を目指すことに決めました。
怪我でウジウジしていても仕方がない、前に進みたいその一心でした。

試験日まで半年もない。そこからの高校生活は勉強三昧でした。
毎日6時に起きて朝練まで勉強。先生方にも沢山力を借りて授業中も受験勉強。部活が終わってからも1人学校に残って受験勉強。
馬鹿なりに必死に努力して、無事合格することができました。

進路も決まり、次の目標は冬の最後の全国大会(選手権大会)出場、全国大会二連覇。怪我と向き合って、仲間と切磋琢磨して、沢山ぶつかって、その分強くなって。
全国大会の予選は間に合わず、本戦に試合復帰できるよう挑戦することを決め、取り組みました。
そして迎えた全国大会。チームは順調に勝ち進み優勝まで残りあと一勝。
私の古巣である藤枝順心高校との決勝戦というドラマのようなシュチュエーションの中試合を迎えました。

地元静岡のスポーツ新聞

チームのみんなのおかげで、後半少しだけど全国大会の決勝のピッチに立つことができ、全国優勝という貴重な経験することができました。出場のチャンスをくれたみんなには本当に感謝しています。

全国大会優勝


怪我をしてあれだけ苦しかったのに、サッカーがたまらなく好きで楽しくて、看護専門学校進学後も私のサッカー人生はまだまだ続きます。

最後になりますが、私は怪我をして学んだことが本当に多くあります。当時は、なんで自分がこんな目に遭わなければならないのか、神様は不公平だ、こんなに苦しい思いをするなら逃げてしまいたい。
などと負の感情を抱くことが本当に多くありました。
しかし今は怪我をしたおかげで成長できたとに自信を持って、自分の経験を話すことができるようになりました。

怪我人のみんながどんな風にチームに貢献しているのか、メンバーに入れず観客席から見る景色、悔しい気持ち、諦めずに結果を決めてやり切る力、両親への感謝の気持ち。本当に沢山の気づきを得ることができました。

逆境こそ、チャンス。

私はそんな人生をがたまらなく楽しいと思っています。

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