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娘よ 14歳おめでとう


マイナス2歳成長

4歳の時に発達具合が2歳だと
大人はすごく気にして
子供はよく分かっていない

9歳の時に能力は7歳で
変わった動きをすると
大人は目配せし
子供は揶揄する

14歳で中身は12歳
周りに安心感を与えたり
誰かの気に障ったり
いろいろ

そして本人は
いつも楽しみでいっぱい 

今日は運動会に大喜び
走るのは群を抜いてひとり遅いけれど
体育は不得意だけれど
運動は好き
競争も好き
応援も好き

4歳、1度目の脳症後の脳波検査で
元々脳に正常でない部分があると言われたことで
なるほどやっぱり!といろいろ腑に落ちた
と共に
この子は困難の多い人生かもしれない
私はずっと一緒にいられるわけでない

ならばできるだけ
心の健やかさを大切に育てよう
社会生活を送るためのマナーやスキルは必要最低限でいい
本人のペースで進んでいける逞しい心になってほしい
そのためのサポートができる親でありたい

そう思ってきた

あからさまに嫌味を言う人
一般常識的な正義を振りかざす人
遠回しの同情
無責任な楽観論者
理解なき身内に責められたこともある
そんな人達にも出会ってきた中で

私が楽しく子育てしてこられたのは

理想のやじるしを
娘にではなく
親としての自分に向けてきたことと

娘の純粋さ

もうここにはいない身内、友人含め
今まで出会った人たちからの眼差しが
私の心をあたたかくしてくれているからだろう

何かとのんびりだった長女が不安気な表情を見せた時には

人にはそれぞれのペースがあるし
得意不得意がある
あなたにはあなたのペースがあって
何かする時にみんなより時間がかかるかもしれないし、できないことがあるかもしれない
時間をかければできることは自分のペースでやって終わらせればいい
できないことは今できないだけでいつかできるようになるかもしれない
何かができるから偉い、できないから偉くないというわけではない

と話してきた

彼女のマイペースな頑張りの積み重ねは
今では大きな自信になっているようである

親は焦らず
あなたはそれでいいんだと言い続ける大切さを
14年で学ばせてもらった

学校ではあまりお喋りする事がないからか
未だ家でのマシンガントークは凄い勢い
興奮するとリピート機能が発動するのは小さな頃から変わらない

エンドレスに「なんで?」を繰り返していたた幼少期
なんで?のたびに私は真摯になんでかを考え
3歳児にも理解できる説明を心がけた

明日死ぬことになっても後悔しないように
大切な人を
大切にしたい

明日見える方の目が見えなくなっても後悔しないように
この目に写るものが与えてくれる全てに感謝したい

そう思っているのにできないこともある
そして反省し改める
その繰り返し

私が話を聴くことで
益々ご機嫌、嬉しそうな娘達の姿を見て

母はいつでも話を聴ける母でありたい 

だから
自分がやりたいことをやり
だいたい気分良く過ごす毎日である
ありがたや

14年前

オデッセイの後部座席を血まみれにしながら

この手で取り上げた

可愛い娘よ

母を鍛え続けてくれて

ありがとう

これからも

楽しみにしています

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