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心ってなんですか?_20190522_034

この1年半ほど学び続けているルドルフ・シュタイナーの人智学。
私が教えていただいている先生の専門は植物学なのだけれど、先生の講義をきいても、シュタイナーの書籍を読んでも、頻出する単語がある。
それは、「よく思考すること」「思考を大切にしなさい」ということ。

はて?思考とは、頭で考えると言うことだよね?
そもそも一般的に言われるところの「思考」の定義ってなんでしたっけね?と、念のためウィキペディアで調べてみた。

思考
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
思考(しこう、英: Thinking)は、考えや思いを巡らせる行動[1]であり、結論を導き出す[2]など何かしら一定の状態に達しようとする過程において、筋道や方法など模索する精神の活動である[3]。広義には人間が持つ知的作用を総称する言葉、狭義では概念・判断・推理を行うことを指す[1]。知的直感を含める場合もあるが、感性や意欲とは区別される[1]。哲学的には思惟(しい、しゆい)と同義[3]だが、大森荘蔵は『知の構築とその呪縛』(p152)にて思考と思惟の差について言及し、思惟とは思考を含みつつ感情なども包括した心の働きと定義している[4]。

あーなんというか、やっぱり左脳的。計算的論理的な感じ。「感性や意欲とは区別される」と、あるしね。
ところが、シュタイナーでよく語られるところの「思考する」って、ウィキペディアで語られるところの思考とは、定義が違うんですってよ。

それは、"心から"思考すること

とある日の私と先生との会話。
私:「先生、シュタイナー関連の本を読んでいると、「よく思考すること」とか、「思考」という単語がとてもよく出て来るのですが、
私の感覚ではシュタイナーのいうところの「思考」は、一般的な定義とは違うと感じるのです。シュタイナーのいう「思考」とはどういう意味ですか?」

先生:「よくお気づきになられましたね。そうなんです、シュタイナーの考える「思考」とは、ただ考える、ということではなくて、「心から考える」という意味なんです。」

私:「なるほどー。ふ、深いですね・・・。」

心って、愛って、結局なによ?

聞くところによると、この世の全ての起源は「愛」からはじまっていると。
細かく宗教や宗派の考えるところをみていくと諸説あるのだろうが、全てのはじまり、それは愛であると。地球生誕のはじまりですら。

そうだ、そもそもが、父(男性)と母(女性)の二つが愛を通して誕生したものが私であり、こっぱずかしいけれど「愛の結晶」なんて言い方もあるよね。もともと私のはじまりは愛だった。
本当はあるはずのものを「ない」とするから、不足感を外へ求める。しみじみ、人生はつくづく、自分の内面を外界に投影した、ごっこ遊びだ。

計算や分析ではなく、未来への恐れではなく、今の自分の心がどう喜び、どう反応するか。
いつも心から思考できる自分、そうありたいなと。
自戒を込めて。


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