躁になりかかってるけど、引きこもっていてもできるだけ散財を防ぎたい

躁の入り口に片足を突っ込みながらこんにちは。
ゴールデンウィークですね。出かける予定はないけれど、気温が上がってなんとなくテンションも上がって、ちょっとずつ財布のひもが緩くなってきました。あるあるだよね?ある…?(※私は躁鬱/双極性障害Ⅱ型(+ADHD+ASD)のため、軽躁です。高くないものちょこちょこ買いがメインなので、100万オーバーの大物対策は登場しません。)

テレワークといえば、ルームウェア!ということで、さっそうとPCを立ち上げ、U★IQ★Oの通販ページを開き…。でも、それが罠でした。1度買ったら、その後も毎日アマゾンアプリの黄色いボタンを押す手が止まらない…!
以前、躁のときに財布へのダメージを減らす方法をまとめたのですが、外出できないから全然参考にならないよ(=財政危機へ)ということで、インドア生活の買い物衝動への対策(というか反省)を書いてみました。今回の主な敵は、ネット通販とスーパーです。経済を回すのは本当に大切なことですが、元手がなくなると何も回らなくなります。俺の屍を越えてゆけ!

傾向

(0)そもそも、普段より買い物依存のスイッチが入りやすいのではないか
私はもともと何か高い物を買うのが呼び水になって、そこから買い物が止まらなくなるという傾向があります。(「高額決済センサー」)
引きこもっていると生活に刺激がないので、「高額決済センサー」はいつもより安いものにも反応する。そして、エネルギーが余る ⇒ 買い物 という不動の方程式。しかも、今回は「疲れる活動で発散」がしにくい状況にあります。いつもより気をつけなければいけない…いけなかったようです。今回はまだすっからかんになってないのでこれから気をつけます。
(1)必要かも買い
外出自粛により少なからず生活が変わったので、あれ、何か新しいものが必要なのでは?という錯覚からくる買い物。食料や生活必需品を買いすぎる。または「ちょっといいものを買う」の蓄積が、ボディーブローのように…。
(2)ストレス買い
いわゆる自分へのごほうび。↑の「ちょっといいものを買う」の蓄積もこれに含まれるかもしれません。また、欲しいけど置き場所がない、高すぎるなどの理由から、平常時は理性でストップしていたものを買ってしまう、などのパターンもあります。
(3)やる気買い
家にいる時間が長い⇒新しいことやスキルアップができるのでは!?という期待から、参考書とか何かのキットとか自己啓発本をいっぱい買ってしまうやつ。非躁鬱ピープルにも、毎年正月とか4月に来る、アレです。


対策

(1)金額を視界に入れない
外出自粛とは反しますが、一度に大量買いしなくてすむようにスーパーはちょっとこまめに行くのが良いかもしれない、と思い始めました。
(私の場合は)「たくさん買った~」という実感が買い物スイッチオンにつながるので、もし買い出しを家族に頼めるなら、行ってもらう。自分が行くときも、大人の同行者がいるのなら清算だけはお願いして、自分が金額を見ないようにする。可能ならレシートは見ないで捨てる。とにかく、自分の手で買った、という実感が湧かないようにしたいと思いつつ暮らしています。実行するのは難しいですが…。1回の買い物額が上がると「高額決済センサー」が働いてしまうので、もしたくさん買う必要が出てしまったら、複数のお店に分散させるなどの工夫が必要かも。でも、金額への罪悪感がストッパーになる人には逆効果かもしれません。お試しは自己責任で!

(2)「安心への投資」は、家に置く量で限度を決める
買いやすくなってしまうのは、焦燥感や不安も背景にある、と思います。そもそも、このご時世、しんどいことも多いし体調も崩しやすいので、安心して暮らすためには、投資のつもりで少しはお金を使っても良いのではないでしょうか。でもそれが度を越してしまうのが躁鬱ピープル…。
買い出しの前に、どこまでが「安心するための投資」と言えるかをしっかり決めましょう。例えば、食べ物や消耗品ならば、使う量の見積もりができる人は「1週間に使いきれる量だけ買う、あと1つになったら次のを買う」。使う量の見積もりができない人は「家においていいのは1種類だけ、一度に買うのは1箱だけ」など、家に置く量でルールを作るのが良かったです。一度に買う量でコントロールしようとしたこともありましたが、買い物の頻度が増えるだけだったのでおすすめしません。

(3)ごほうびは「コト」で
「自分へのごほうび」としてついついちょっと高めのお菓子、欲しかった趣味のグッズ、ずっと食べたかったいい肉などを買ってしまいがちですが、達成⇒買う⇒入手(または食べる)の順番で体験してしまうと、買うという行為が何かを成し遂げた(あるいは大変なことが終わった)喜びと結びついて、躁スイッチが入りやすいような気がしました(※個人の感想です)。
あと、ごほうびというのはいつも買うより高価なものになりがちなので、そこからずるずると歯止めが利かなくなります。我々は、「特別なものは特別な時だけ」という約束は守れない生き物だということを肝に銘じましょう。
できれば、ごほうびは物ではなく「コト」にするのが良さげ。ゆっくりお風呂に入るとか、お菓子を作って食べるとか、いつもより長くゲームしていいとか。できれば、すごく疲れてる時以外は「買う」の代わりに手を動かす準備があるといいと思います。どうしても物が欲しければ、買うのは報酬になる前。買っておく⇒達成⇒買ったものを味わう、の順番がベターだと思われます。

(4)せめて健康になる
これは買い物を防ぐ対策ではないですが…どうしても買ってしまうならせめてついでに健康になってしまおう、というやつです。
膝が痛くない人は、1決済ごとにスクワット10回。机に軽く手をかけた状態でやると、ひざに優しいです。スクワットが無理な人はラジオ体操はいかがでしょうか。一緒に健康になりましょう…いや、この場合むしろ、健康にはならない方が良いのかもしれません…。

(5)積ん読と参考書、全部出す
テレワーク/自宅勤務になったし、スキルアップに投資しちゃう…?とソワソワしているあなたは、今すぐ本棚の前に行き、リビングの机(あるいは自分がスマホやパソコンを触る時によくいる場所)に、積ん読している本と、これまでに買ったやりたいことの参考書を出してきて、並べましょう。ノートを使う勉強系なら、ペンとノートも忘れずに。
思いのほか、いっぱいありますよね?似たような内容のやつが…(私だけ?)
新しいのを買う前に、こ れ を や れ !!
できるだけ山が大きく見えるように、自分の定位置から常に視界に入る位置に積みましょう。これは、ここに書いた中で唯一「こうすればよかった」ではなく本当に効果があり、事前に衝動買いを防げたいちおしの対策であります。(※効果には個人差があります。特にコレクション欲の高い人には逆効果の可能性があります)出しておくと、休憩時間などにちらっと見たりできるので、そういう意味でもやって良かったです。
物を出しっぱなしにすることで家族の理解が得られにくい場合もあると思いますが、いつまで、と期間を決めて、散財を止めるため、と言えば受け入れてもらえるはず。多分。既に買ったものがシャレにならない量になっていた場合は、家族の目につきにくい場所に置くか、ぎりぎり許してもらえそうな冊数だけにしましょう。
これを読んでいる中には非当事者のご家族の方もいらっしゃると思いますが、本人がそわそわとAmazonで参考書や自己啓発書をチェックし始めたら、積みましょう。その時、過去の買い物を責めてはダメです。お金は返って来ないし、隠れて買うようになります。なりました。本当にすみませんでした。出来た山を見て嫌味のひとつも言いたくなるとは思いますが、ぐっと堪えて陰口だけにしておきましょう。本人の前ではポジティブな雰囲気で、自分もちょっと興味ある風を装いつつ、積むと良いのではないでしょうか。

(6)結局、一度にたくさん新しいことはできない
特に、テレワーク勢!(私だ)
出勤がないだけで、仕事はあることを忘れるな!
慣れない環境で効率が悪くなった分、実働時間は増えるぞ!
仕事はなくても、生活がある!
環境の変化で意外と疲れてる!

リピートアフターミー 
「「「普段使わないものは、結局使わない!!」」」

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