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スタートアップで働くわたしが仕事の拠点をオランダに移したワケ

こんにちは。突然ですが、2023年12月、オランダに移住しました!といっても、ようやく家が決まったところで、まだVISAは申請中なので、移住(仮)といったところでしょうか。

今回は、スタートアップで働くわたしが、縁もゆかりもないオランダに仕事の拠点を移そうと決めた理由とこれから挑戦したいことについて書こうと思います。親しい方へきちんと経緯の説明もせずバタバタと来てしまったことの反省と、これからの決意を込めて…!

スタートアップでの日々と、今の仕事。

タイトルに「スタートアップ」と書いた通り、現在は、令和トラベルという旅行スタートアップで働いています。創業発表の前から在籍しているので、まもなく丸3年。ジョインしたときはサービス(NEWT)もなく、貴重な立ち上げ期でした。

とにかくできそうなことは何でもやっていく毎日。その様々な業務の中でわたしが魅了されたのは、ブランドづくりやコンセプトメイキング、そしてUXライティングから始まった体験の設計(CX)でした。「想い」を言語化してさまざまなカスタマー接点で表現すること、こんなに面白い仕事はないなと。サービスのそんな0→1を体験して、これを極めたい!と思ったのです。

というわけで今は、CX UnitのリーダーとContents Produce Unitのリーダーを兼務しています。まだまだどちらも発展途上で課題も山盛りなんですが、少なくとも「立ち上げること」については自信がついてきたな、というところです。

(当時の仕事をまとめたものもせっかくなので置いておきます…!)

ヨーロッパ移住を決めた理由。

前置きが長くなってしまったのですが、この仕事の話が移住に関係してまして。0→1のブランド・世界観・コンセプトメイキングって、経営者(または強い思いを持ってサービスを作った人)の表現したいものを言語化し、それを様々なものにアウトプットしていく仕事だと思っています。表現したいものとは、企業で言うとミッションや、サービスにこめた思い、でしょうか。それをマーケットに合わせて形にするという。

今の仕事だけでなく、前職でD2Cプロダクトの立ち上げに参加させてもらったときも強烈に感じたことが、この仕事には、とにかく「引き出し」が必要だということ。言語化までは多種多様なフレームワークを使いつつ、それ相応の時間をかけて丁寧にやれば形になるのですが、それをアウトプットするにはわたしなりの「表現の幅」が必要不可欠でした。

元来のミーハーな性格が幸いして、Web領域の企画という意味ではトレンドサービスやプロダクトのキャッチアップでアイデアも出しやすいのですが、いかんせんビジュアルや空間作りになった途端、あまりにも弱い。しかもわたしはデザインの専門知識があるわけじゃないので、より一層クリエイティブ表現で何か力をつける必要がありました。

さて、そろそろ察せられたかと思うのですが、「この仕事を極めるためにも引き出しをもっと作りたい!あたらしい世界に飛び込むしかない!」と思い立ったというわけです。

その中で、デザインや体験設計でいくつものグローバルサービスや先行事例を生み出しているヨーロッパというエリアを選択しました。

なぜオランダなのか?

ヨーロッパに住むぞ!と決めたら、次はどの国にするか?です。各国で異なるVISAの種類はもちろん、国や都市の特徴などをいろいろ調べました。最終的に、以下の条件にすべて当てはまったのがオランダだったのです。

  1. デザインやアートに歴史があり、学びが多い

  2. グローバルサービスが生まれている

  3. 英語で生活ができる(≒英語も学べる)

  4. ビザが取れる

  5. 日常生活に支障のない治安

またどこかでオランダの魅力については詳しく書きたいと思いますが、今のところ正解だったなと思っています。ヨーロッパは15カ国ほど旅したのですが、インテリアや建築をはじめデザインがすごくいいなと思う国の1つであり、飲食店やカフェなどカスタマーとして気軽に体験できるサービスのレベルも高いです。

お気に入りのブックカフェ

アートについてはゴッホやレンブラントが有名ですが、西洋美術史においても非常に重要な役割を担っている国です。今住んでいる街にも、美術館だけでなく、たくさんのアートギャラリーや展示があり、毎日のように作品が目に入ります。

ビジネスにおいてもなかなかアツくてですね…!世界的な旅行サービス「Booking.com」はオランダ発のユニコーン企業。IKEAも本社はオランダにありますし、メーカーのフィリップス、ビールのハイネケンなどオランダ発祥のグローバルブランドも様々あります。また、ロッテルダムというヨーロッパで有数のスタートアップシティも個人的には大変興味深いです。

貿易で栄えた歴史からもわかるとおり、ヨーロッパの拠点としても非常に優れており、陸・海ともに他国へ大変行き来しやすい場所にあることも魅力。先にあげたロッテルダムにはヨーロッパ最大の港もあります。

ロッテルダムは建築も有名

もちろん良いことばかりではありませんよ!日本みたいに安く外食を楽しめないし、簡単には家族や友達に会えないし、家賃がめちゃくちゃ高いです。どの国でも、どの街でも、メリット・デメリットはあります。長く住まないとわからないことも多数あると思いますし。そういう意味では、1年後のわたしがどんな感想を持っているのか、わたし自身も楽しみです。

@ Den Haag(デン・ハーグ)

最後に、感謝とこれからと。

わたしがスタートアップでの仕事を続けたまま移住できたのは、ひとえに令和トラベルという企業に在籍していたおかげです。改めて、制度を作ってくださった人事・労務チーム、わたしの決断を応援してくれた全ての令和トラベル関係者のみなさんにこの場で感謝を伝えたいと思います。

令和トラベルは、働き方への考え方や制度がスタートアップの中でも素晴らしいと社員ながら思っています。どこでも働ける、以外にも様々な福利厚生があるので、ご興味ある方はぜひ一度チェックしてみてください!様々な面でサポートしてくれた、敬愛する人事のさっちゃんの記事を貼っておきます。(あ!各ポジション絶賛採用中ですよ!)

さて、長らくnoteを書いていなかったのですが、これからは、せっかくヨーロッパに住んだこと、また文章を書くことや写真を撮ることが好きなので、こちらで体験したことを定期的に発信していきたいなと思っています。すてきな世界観のストックも兼ねて。

よかったらお時間あるときに覗いてくれると嬉しいです。あと、お知り合いのみなさま、ヨーロッパへお越しの際はぜひともご連絡くださいませ!

では、最後まで読んでいただきありがとうございました!

オランダはもうチューリップの季節です


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