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読書記録✐暗黒館の殺人(四)



概要

血塗られた浦登(うらど)家の系譜を受け継ぐ者は誰?
漆黒の館を包み込むのは断罪の炎か。
逆転に次ぐ逆転の果て、とうとう事件の真相は明らかになったかに見えたが……。

空前の本格&幻想(ゴシック)ミステリ巨編2600枚、ここに堂々の完結!

しかし、館は構築され続けなければならぬ。主人公は罠に満ちた館を訪れ、悲劇を体験しなければならぬ。
高すぎる代償を払ったのち、いくばくかの真実を手に入れ、館を訪れる前とは異なる人間となって館を去らなければならぬ。
これは何かと似ていないだろうか?

――恩田陸<文庫版第4巻巻末に収録の「特別寄稿 暗黒館の諸相」より抜粋>

著者について

綾辻 行人
1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院修了。
’87年に『十角館の殺人』で作家デビュー、“新本格ムーヴメント”の嚆矢となる。
’92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。
『水車館の殺人』『びっくり館の殺人』など、“館シリーズ”と呼ばれる一連の長編は現代本格ミステリを牽引する人気シリーズとなった

感想

無事に4巻まで読了出来ました!

1巻を読み始めたときは、本当に読了できるのか不安もありましたが読み終えた今ものすごい達成感があります。

ミステリー小説は特に読むのにかなりのエネルギーが必要になるので時間と心と脳に余裕がないと、中々手が出しにくいなと思っているのですが最近少し余裕ができたので今しかない!!!と思って読み始めて良かったです。

なにを書いてもネタバレになってしまいそうなので難しいのですが『暗黒館の殺人』を読み終わった今、一度『十角館の殺人』から再読したいなという気持ちになりました。

館シリーズも『びっくり館の殺人』、『奇面館の殺人』が残っているのでこちらも近いうちに読んでみたいと思います。

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