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偏差値50からW大学に合格した大学4年がオススメする参考書(私文向け)

大学受験を控えた高校3年生や浪人生はこれから一番勉強時間を確保できる夏を迎えようとしている。特に、高校3年生は部活動を引退して、勉強に本腰を入れ始めようとしているのがいまなのではないでしょうか?

そこで、今回は高校3年の9月から本格的に受験勉強を始めて偏差値50から、早稲田大学に合格することができた私が、微力ながら、当時使っていた参考書を、紹介していこうと思う。私個人の話はさておき、さっそく参考書を紹介していこう。

※今回紹介する参考書は、実践となる大学入試で解答できることを想定しており、知識を集積するタイプは敢えて紹介していない。大学入試における成功は合格なので。

〜英語編〜

「ターゲット1900」

英語を勉強するにあたって、英単語を知らないということは致命的。センター試験レベル、私大レベル、難関大学レベルと3段階に分かれていて、長文や文法を解く際に必須の単語が羅列されている。単語帳には様々な種類がある、例えば、「システム英単語」や「英単語Duo」「速読英単語」など書店に行けばその数には驚くが、このターゲット1900をやっておけば、なんとかなることが多い。無限にある単語帳でもこれはかなり簡素だし(良くも悪くも)、「いつでも」「どこでも」使用できる。覚えるために使うのが基本だが、難関私大の長文を読んだ時にわからない英単語が出てきた時には、この単語帳を辞書のように使っていた。単語帳にわからなかった単語が出てくるのであれば、覚える必要があるし、出てこないのであれば、最悪覚える必要がないと割り切りをしていた。

「Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服」

続いて、文法問題に必須な参考書を。私立文系の過去問を見ると、長文問題とこの文法問題で構成されることが往々にしてある。しかも長文問題の中にも語彙問題や文法問題が出題されることがある。この参考書をやっておけば、センター試験大問2の文法問題で満点を獲得することは容易である。この参考書は【時制】や【仮定法】【比較】と単元ごとに掲載されているので、自身の苦手な分野だけに取り組むことができる。もちろん満遍なく最初から取り組むのも構わない。後半になると、ボキャブラリーを身につける項目もある。定番なものからニッチなものまで幅広い。自身のレベルに合わせてぜひ取り組んでみてほしい。

〜国語編〜

「漢文早覚え速答法 パワーアップ版 (大学受験VBOOKS)」

受験で漢文を使う人はあまり多くはないかもしれない。大学側もこの分野にそれほどパワーを割いているとは考えにくいので、一冊で0%から80%くらいまで学ぶことができる参考書を今回はセレクトした。この参考書をやっておけば、センター試験の漢文で8割(40点)、MARCHレベルで満点を取ることは十分に可能である。私自身この参考書と過去問を反復しただけで、センター試験では50点満点、早稲田大学の漢文で8割程度の解答率を収めることができたので、取り敢えずこいつをポチれば大方の問題は解決される。まじでオススメ。

「古文単語ゴロゴ」

こちらはおなじみのゴルゴシリーズ。現代文版もあるが今回は割愛する。古文単語なんて高校生とは距離が遠すぎて、意味不明だった。ましてや古文に費やす時間があるなら英語長文や日本史や世界史の勉強をしたいだろう。語呂で覚えるこの単語帳は読書感覚で読み進めることができる。1週間たらずで一周することができるので、5週くらいすれば古文の文章があっという間に読めるようになる(解けるには文法を理解する必要があるので、その参考書に関しては別のnoteに記載することにする)。

「入試現代文へのアクセス 基本編 (河合塾シリーズ)」

「入試現代文へのアクセス 発展編 (河合塾シリーズ)」

現代文からはこの2冊を。評論が壊滅的にできない人は基本編からやることを薦めるが、得意な人にとっても良書。問題数は決して多くはないが、解説が充実している。設問に対して、どのようにして解答のプロセスに至ったのか。その回路を図示や的確な文章で解説をしているため、解説そのものを解答プロセスとしてインプットすることが良いと思われる。発展編においても、難関次第の問題に取り組むことができ、私大の評論文に対して免疫をつけることができる。是非手に取っていただきたい2冊である。

〜社会(日本史)編〜

「日本史B 日本史問題集 再訂版 」

社会(日本史)からはこの一冊を。日本史や世界史、政経など社会は東進ハイスクールの一問一答が人気を博しているが、今回は敢えて、実践問題形式の一冊を推薦したい。大学入試は一問一答で出題されることがあまりないからだ。そういった形式で出題されるのであればいいが、そうは問屋が卸さない。この問題集は過去に大学入試で出題されて問題を改題して出題されている。入試で出題される形式で作られているので、過去問を解く際に免疫をつけることができる。また難易度も日東駒専〜早慶上智までと網羅的に掲載されているし、時代別、テーマ別に問題があるので、大半の大学への対策とはなる。


以上が、今回オススメする参考書である。夏休みに入る前に、どんなことをすればいいのか、どの参考書を買えばいいのか悩んでいる人は手に取ってみてほしい。

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