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【保育士さんが始めた居場所②】場づくりから、顔の見えるまちづくりを! 『こどもば』 〜活動ができるまで〜

■最初に

こんにちは!サイボウズのもっちーです😊

前回は、目黒区にある「こどもば」の活動内容を紹介しました!

今回は、こどもばさんの活動になるまでのお話です。

以前の記事
①活動紹介編


こどもばさま
Webサイト:https://megurokodomoba.or.jp/
fecebook:https://www.facebook.com/megurokodomoba/
note:https://note.com/megurokodomoba/



■こどもばの活動ができるまで


頭にバルーンつけているのが横山さんです


【会社員から保育士にそして今の活動】


代表の横山さんは、もともと会社員を経て、
保育士さんになられたということで、これまでのことをお聞きしました。


20代の時はサラリーマンをやっていました。


ドロップアウトして、青年海外協力隊に、参加したことがあります。
特技が水泳だったので、水泳の指導員で行っていました。

指導員をしながら、
子どもの相手をする仕事はいいなっていう感じや、
あっているなと思っていて、

海外から帰ってきて、実際に子どもの現場で、
関わってみたいなっていうのがあったので、
保育士の資格を取得するために、専門学校に通って、
資格を取得したといいます。

それが30歳の時です。


保育士をやっていて、
もちろん保育サービスはとても大事だし、
子どものため、保護者のためになっていると感じました。

ただ、サービスではあるので、
対象期間が終わると、そこで関係が切れてしまうということもある


卒園した子たちとかが、学童もあるけれど、学童に行かない子はどうしているのかな?留守番しているのかな?
と、卒園生のことが気になるようになってきました。


そういう気持ちもあって、
地域で見守るとか、孤立させないことって、
保護者も、子ども含めて考えるようになってきました。


【今の活動を始めるのを決めたけれど】


まずは、ボランティアベースで、
地域の子ども支援を地元でやってみようかなということで、
保育園をやめました。

そこで、気づいたことが、

地元のことを全く知らない

ということでした。

そういったこともあり、
非常勤で児童館の職員を2年やりながら、
地域について知っていくことにしました。

その中で、保育園以降の子ども、
学童期の子どもとも接することになっていきます。

空いてる時間で、地域支援に関わっている人と接しながら、
自分のやりたいことを、だんだん形にして
いって、
こどもばという団体を立ち上げたという感じです。


【スタッフの方】


こどもばでは、スタッフの方もいらっしゃいます。

地元にこだわってるわけじゃないけど、
立ち上げるにあたって、いろいろなところにリサーチして、
関わっている中で、知り合った、
子ども支援や、子育て支援に関わっている人で、
問題意識を持ってる方に声をかけて、5人ぐらいから始めました。


初めはノープランで、居場所作りを考えて、
地域の自治会のつながりがあったので、
そこで遊び場イベントからやってみましょうという話になって、
そこから定期的にやるようになりました。

その後、スタッフと話している時に、
「子ども食堂が最近流行ってきたよね」なんて話になります。


【食べることは楽しい、楽しい居場所】


スタッフで話をしている中で、
「子ども食堂」というお話になります。

そこで考えたことは、


食べるってやっぱり楽しいことだし、
食べることを介した居場所
っていうのもいいな」


と思って・・・。


その頃は、東京都でもまだ、
子ども食堂がすくなかったので、
2016年3月に、子ども食堂を始めました。

そこから、広まってきて、スタッフの知り合いとかが、
子ども食堂始めるんですか?みたいな感じで、
子ども食堂を始めるっていうことに引っ張られて、
仲間もどんどん増えていったような感じはあります。


【ボランティアさん】


訪問のお願いした時も、
「お手伝いできることがあれば何でもします。」
と声をかけると、
「特に夏休みとかは、ボランティアさん多いので大丈夫ですよ」
とお返事がありました。

訪問すると、たくさんのボランティアさんが、
スタッフの方と一緒に食事を作っている姿がありました!

学生さんが多かったので、
ボランティアさんについても聞いてみました。


結構、学生さんは入れ替えが多くて、
学校も忙しいので夏休みの時だけとか、
あと受験の時など、自己推薦とかの、ボランティア経験としてなど、
動機はさまざま
です。


そんな中でも、
中三ぐらいの時から来て、なんか楽しくて自分に合うな、
って感じがあったのか、月に1回とかボランティアを続けている子もいます。


目黒区では、夏と体験ボランティアという、
目黒区のボランティアセンターで、
企画している活動で夏に小学校から大学生まで活動しませんか。
と希望をとっているそうです。

子ども食堂、保育園、児童館、
あと、高齢者施設や、介護施設、清掃活動とか
いろんな分野の受け皿があるなか、
選んできてくれる子がいるということでした。


【継続についての想い】


別のインタビューを読んでいて、
横山さんが継続を大事にしているということがあったので、
深掘りして聞いてみました。

継続が大事というか、
例えば、「子ども食堂を立ち上げるの大変でしたか」ということを聞かれることが多いそうです。

その時に、

立ち上げはそうでもないんですよって感じで、続けることが大変と、

お話されることが多いといいます。


借りる場所があったり、多少のお金があったり、
一緒にやっていく、立ち上げのメンバーがいたりすれば、
立ち上げはすぐできますよ。というのが、正しくて、
それよりもやっぱり続けていくことの方が大変ですよね
っていう、お話はしています。

やっぱり、居場所なので、
立ち上げてもすぐになくなっちゃったり
それは、内部で色々あったりとか、
金銭的に、モチベーション的にとか、いろいろとあって、
すぐになくなってしまうところも、
結構あるあるなぁ、と思っていて、

それってやっぱり、
子どもたちにも裏切られと、感じさせてしまうのかなと感じています。

大人ってなんか作るけど、すぐやめちゃうな

とか、そういう失望させてしまいたくないという想いがあって、
やり続けないと、子どもにも失礼かなとは思っています。


■最後に


最後までありがとうございました!

横山さんとお話していて、こういう場面では、子どもはどう思うかな?感じるかなと、考えている様子がうかがえました。
子どもに誇れる大人でありたい(自分でありたい)。
という横山さんの気持ちが伝わります。

つながりから、できる事をしてみるというのは、私の実践している部分でもありますし、もっと実践したいなと思っている部分でもあります。
いろいろな所に行って様子を見たり、お話して、関係性を作っているので、つながりからなにかワクワクすることをしたいな・・と。

次回は、そんな「つながり」についてのお話が中心です。

また見てもらえると嬉しいです😊

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