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大河ドラマ「光る君へ」第5話を観て〜『蜻蛉日記』の思い出


こんばんは、もちまるです。
今回は、大河ドラマ「光る君へ」5話を観て思った事を書こうと思います。

感想というよりも、思い出話がメインになるかと思います。
とはいえネタバレありますのでご注意ください。


今回、ドラマの中で藤原兼家の妻の1人藤原道綱母(みちつなのはは)とその息子道綱が登場します。

今日は、その道綱母についてのお話です。

ドラマでは、道綱母は正妻というよりも兼家の沢山いる妻の中の1人というポジションで描かれています。

また、兼家は息子の道綱に対し、
兼家の別の妻(時姫)との子供たちと
同じ立場とは思うな、
控えめであるのが良いと言っています。

この事からも同じ妻という立場であっても、
それぞれ待遇が違う様子が見て取れるのです。

ではなぜ、道綱母と道綱の話を私がしているのか。

それは、私が大学時代に道綱母が書いた『蜻蛉日記』を授業で精読していたからです。

当時は、作者である道綱母目線で日記を読んでいたので、夫である兼家への認識は、道長のお父さんか〜くらいのものでした。

授業で、兼家を中心とした家系図なども見ていた記憶があるのですが、道長くらいしかちゃんと分からなくて、やっぱり平安時代の歴史は分からない、と思っていました。

もしあの頃に、今の大河ドラマをやっていたらどんなに授業が分かりやすかったか。 
どんなに楽しい世界が広がっていただろうと思うのです。

私が、『蜻蛉日記』でよく覚えているのは一夫多妻制に苦しむ作者道綱母の姿です。

思い通りにいかない兼家との関係や、
兼家の行動に落胆する道綱母の様子が
日記の中にはたくさん描かれていました。

当時の私でも、一夫多妻制の時代に生まれなくて良かったなぁと日記を読んで思った程です。

華やかそうに見える平安女性の世の中にも、
日記に描かれているように苦しみや嘆きが多くあったのではないかと思います。

恋愛に翻弄され、悩み苦しむ根本というものは今も昔もあまり変わりはないのではないかと思うのです。

平安時代と今では1000年程の時代がありますが、古典作品や大河ドラマに触れるたびに人間の本質というものを考えさせられます。

そんな深い世界を延々と考えられるのも大学生の楽しい特権だったなぁと当時を懐かしく思い出しました。

今日は、大河ドラマの感想というよりも、 私の思い出と平安時代の女性に思いを馳せた文章という感じになりました。 

今晩は、珍しく雪が積もりそう⛄️
寒い夜です。
皆さまどうぞ暖かくしてお過ごしください☺️

最後までお読みいただきありがとうございました😊

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