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エリザベス・キューブラー・ロス『死ぬ瞬間と死後の生』自然な感情(嫉妬)

《嫉妬》は自然な感情です。
とても自然で、プラスの感情です。

嫉妬するからこそ、
子どもは懸命に年上の子どもの真似をして、
スキーやスケート、フルートや読書を覚えるのです。

子どもたちの自然な嫉妬をけなすと、
それはみにくい羨望や競争心に変わっていきます。

嫉妬を押しつぶしたりけなしたりすると、
心は、
つねに誰かに対して競争心を燃やす
という状態から逃れられなくなります。

嫉妬とは

目指す目標となるものに

近づきたいという気持ちがあって、

向上心を持って努力するという

プラスの感情ということです。

(日本語のニュアンスとは違うものかもしれません。)


それを

子どもの頃に

けなされたり、抑えつけられたりする

醜い羨望と競争心という負の感情に変わり

そこから逃れることができなくなるということです。

・・・

つまり

目標となることに対して

応援するような言葉をかけられると

素直に

目標を尊敬するとともに

努力することができるようになるのです。


けれども

子どもの嫉妬の感情を

悪いものだというかのように

子ども自身をけなしたり、押しつぶしたりすると

そこから生まれてくるのは

渦巻く羨望と他者との競争心となります。


そして

その結果

実践がたやすいと思える

その目標となるものを

引きずり下ろすことさえ

考えるようになるかもしれません。


そうなると

目的が

その人が行っている素晴らしいこと」に追いつくこと

ではなく

その人そのもの」を自分の位置まで降ろしてくること

となるからです。


マイナスの感情は

素晴らしいものを

何も生み出すことができなくなります。


子どもにはマイナスの感情ではなく

プラスとなる感情を育てていくことが重要だと思います。


大人の場合には

自分で自分を励ますこと、認めることができます。

人の評価に頼ることなく

自分自身でプラスの感情とすることができます。

・・・

マイナスの感情が積もり積もって

いじめが起こり

犯罪が起こるのかもしれません。


どうか

マイナスではなく

プラスの感情で生きることができるように

してください。


人と比べることなく

自分を自分でこれでいいと認めてください。


生きているだけで

私たちは奇蹟の存在なのですから

もうそれだけでもいいと思います。


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