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あやこといいます。 詩が好きです。おもしろいのも好きです。こころの振れ幅大き目。 どうぞよろしくお願いいたします。

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【詩】貴方へ

想いは時空を超えるというのは本当だろうか、貴方に届いてくれないだろうか、貴方はなぜ、まだ結婚しないのだろう、世界の美しさを切り取って誰かの人生をも色付けて美しく…

文子
7日前
46

【詩】朝

朝がくしゃみをすれば 朝は降りてくるだろうか 僕にはまだ青い夜だ 雑踏の中で 鼠がエナジードリンクを飲んだり 鴉がゴミをつついている 僕は夜を彷徨う キミに会って 会え…

文子
7時間前
33

【詩】うみ

誰も近づけない薔薇 とうめいな水に ふるえながら 絶望して落ちこんだのに いつのまにか息ができる 揺れるそらのしたで 薔薇はこちらをみてる 死者がよみがえる ときどき音…

文子
2日前
64

【詩】テレパシー

わたし達 テレパシーが通じないかなって 星に願いをかけてる わたしが 素晴らしいくらい泣いたら あなたも胸が痛くなって あなたが 何か胸が熱くなったら わたしも胸がドキ…

文子
6日前
44

【詩】永遠を置き去りにする祈り

長いあいだ閉ざしていた心でした 自ら封じた心でした 世界が明日終わるのならば なおいっそうのこと 貴方の幸いを 空に祈りましょう 花と血の匂いは 風だったのかもしれな…

文子
7日前
49

【詩】緑の朝

緑の匂いがします 朝露に濡れた紫蘭 私は何も知らぬようです あたまがわるいものですから 空を眺めることしかできません 柔らかな葉の上の雫が 光るものですから 少し伸び…

文子
8日前
66

【詩】星に願いを

たとえ今 姿は見えない というときでも 想いが通じ合った人と人は 永遠の結びつきを 得られると 思いたいのです 会えないけれど それでも繋がれると 思いたいのです すべて…

文子
2週間前
55

【詩】小さい歌

小さい歌をうたう 薬指の 爪ほどの 願いをこめて ひらく花と しおれてゆく花を見つめて ほのかな みどり色の風を愛す 言葉にならない高揚が 時々口笛になってしまう 母に叱…

文子
2週間前
54

五行歌

長いこと 空想の太陽を 食べていました 燃えよ、燃えよと 泣きました

文子
2週間前
51

【詩】すずらん

すずらんが 雨にぬれてゆきます 空がうつろい 日が陰ると しっとりした美しさをみせます 君に見てもらいたいと いとしさがぬれてゆきます

文子
2週間前
72

【詩】青葉

青葉がいたいのです 穢れのないたくさんの葉が 爽やかにそよぎ お前さんはどうだね?と 清らかな眼のまま わたしに問うてきます どうでしょうか わたしは わたしは

文子
3週間前
54

【詩】道行き

白い自由が 煌めいている 好きに歩いて良いはずなのに 気づけば人の歩いた跡を探している なんとなくの情けなさが 水のように 胸に染み込んできて 泣きたくなる 責める人は…

文子
3週間前
62

五行歌

手を繋ごう 僕達は 寂しい星 鮮やかな 宇宙の刺繍になろう

文子
3週間前
48

【詩】化身

淡く 苦しくて切ない4月 さみしい花が 咲くものだから あの日の空が はるか遠くになっても揺れている 青く 甘くて優しい4月 ふるえる草が 薫るものだから あの日の月が …

文子
3週間前
50

【詩】想い

あなたが閉ざしている 恋の道を歩いていきたいと 思ってしまうのです あなたの仮面を撃ちたい 本当の感情はどこにあるの はるかな愛の国に置いてきた 在りし日のロマンスが…

文子
4週間前
61

【詩】春の雨

少しふくらんだ春の陽気 ふわりとくるまっている窓辺で 花をいたわりあう さまざまな風が わたしの頬を撫ぜる 雨が慈しみを込めて 降りてきている 誰かの涙 もしかして君

文子
1か月前
63
【詩】貴方へ

【詩】貴方へ

想いは時空を超えるというのは本当だろうか、貴方に届いてくれないだろうか、貴方はなぜ、まだ結婚しないのだろう、世界の美しさを切り取って誰かの人生をも色付けて美しくしている、わたしは勘違いしてしまう、言い損ねた言葉に息を吹きかける、大好きだったのにとても言えなかった、たった一言、好きです、心から、好きです、心から。

【詩】朝

【詩】朝

朝がくしゃみをすれば
朝は降りてくるだろうか
僕にはまだ青い夜だ
雑踏の中で
鼠がエナジードリンクを飲んだり
鴉がゴミをつついている
僕は夜を彷徨う
キミに会って
会えなくなって
何かを失って
忙しく時間だけが
僕を素通りして行く
キミの好きなひとは
いったい誰なんです?

Twitter(X)の楽しい企画、まちかさんによる、
「朝がくしゃみをすれば」から始まる詩選手権で出したやつ

【詩】うみ

【詩】うみ

誰も近づけない薔薇
とうめいな水に
ふるえながら
絶望して落ちこんだのに
いつのまにか息ができる
揺れるそらのしたで
薔薇はこちらをみてる
死者がよみがえる
ときどき音を立てる
薔薇を手折りたいようだ
かつては希望であった
そらが揺れてる
猫の耳に
みえない海が鳴っている

【詩】テレパシー

【詩】テレパシー

わたし達
テレパシーが通じないかなって
星に願いをかけてる
わたしが
素晴らしいくらい泣いたら
あなたも胸が痛くなって
あなたが
何か胸が熱くなったら
わたしも胸がドキドキする
何もかもを飛び越えて
できないかな
ずっと好きだよって
大好きを虹にするから
それを見つけてくれないかな

【詩】永遠を置き去りにする祈り

【詩】永遠を置き去りにする祈り

長いあいだ閉ざしていた心でした
自ら封じた心でした
世界が明日終わるのならば
なおいっそうのこと
貴方の幸いを
空に祈りましょう
花と血の匂いは
風だったのかもしれない
貴方の残照
わたしの永遠
林檎を
ガリリと齧ります

*タイトルは、Twitterでのお題です。

【詩】緑の朝

【詩】緑の朝

緑の匂いがします
朝露に濡れた紫蘭
私は何も知らぬようです
あたまがわるいものですから
空を眺めることしかできません
柔らかな葉の上の雫が
光るものですから
少し伸びた爪をそのままにして
もう音沙汰のなくなったあの方を
しんじゃったのかなと
光をぼんやりさせながら
また空を眺めるのです

【詩】星に願いを

【詩】星に願いを

たとえ今
姿は見えない
というときでも
想いが通じ合った人と人は
永遠の結びつきを
得られると
思いたいのです
会えないけれど
それでも繋がれると
思いたいのです
すべては空想でしょうか
花束を
抱きしめて
天につき捧げ
北斗七星に願いをかけます
それも幻想でしょうか

【詩】小さい歌

【詩】小さい歌

小さい歌をうたう
薬指の
爪ほどの
願いをこめて
ひらく花と
しおれてゆく花を見つめて
ほのかな
みどり色の風を愛す
言葉にならない高揚が
時々口笛になってしまう
母に叱られる
君は口笛どう思う
なんて
ただのおしゃべりだよ
人の群れのなかから
君に見つけてほしい
歌をうたう

五行歌

五行歌

長いこと
空想の太陽を
食べていました
燃えよ、燃えよと
泣きました

【詩】すずらん

【詩】すずらん

すずらんが
雨にぬれてゆきます
空がうつろい
日が陰ると
しっとりした美しさをみせます
君に見てもらいたいと
いとしさがぬれてゆきます

【詩】青葉

【詩】青葉

青葉がいたいのです
穢れのないたくさんの葉が
爽やかにそよぎ
お前さんはどうだね?と
清らかな眼のまま
わたしに問うてきます
どうでしょうか
わたしは
わたしは

【詩】道行き

【詩】道行き

白い自由が
煌めいている
好きに歩いて良いはずなのに
気づけば人の歩いた跡を探している
なんとなくの情けなさが
水のように
胸に染み込んできて
泣きたくなる
責める人はいないけれど
わたしはわたしを叱咤する
君のようにはなれなくて
君のようになりたくて

五行歌

五行歌

手を繋ごう
僕達は
寂しい星
鮮やかな
宇宙の刺繍になろう

【詩】化身

【詩】化身

淡く
苦しくて切ない4月
さみしい花が
咲くものだから
あの日の空が
はるか遠くになっても揺れている
青く
甘くて優しい4月
ふるえる草が
薫るものだから
あの日の月が
昨日のように輝いている
時空が揺れて
窓辺に頬をつく
蝶なら
あなたの指にとまれるでしょうか
あの蝶は
誰でしょうか
あなたでしょうか
そう思いたいのは
欲張りでしょうか

【詩】想い

【詩】想い

あなたが閉ざしている
恋の道を歩いていきたいと
思ってしまうのです
あなたの仮面を撃ちたい
本当の感情はどこにあるの
はるかな愛の国に置いてきた
在りし日のロマンスが
あなたを化石にしている
もう人を愛することはやめたのですか?
そんなことができるのですか?

【詩】春の雨

【詩】春の雨

少しふくらんだ春の陽気
ふわりとくるまっている窓辺で
花をいたわりあう
さまざまな風が
わたしの頬を撫ぜる
雨が慈しみを込めて
降りてきている
誰かの涙
もしかして君