見出し画像

「出来ない」は伸びしろ

「出来ない」ことがあるって、悪い事なんでしょうか?
そもそも何で「出来ない」と思ってしまうんでしょう?

自分はこれだけ頑張っている。
けど、あの人はもっとやってる(出来てる)。
だから自分も もっと出来るようにならなくちゃ…

この文章、実は受け取り方の違いでその意味が大きく変わってしまうんです。

自分を信じることが出来ている人は「自分はここまで出来ている」と「出来る自分」を認める事が出来ています。

その上で「今の自分が出来ていないこと」も認めて、「あの人が出来ている事」を目標とすることが出来ています。
とても前向きな捉え方ですよね。

一方で「自分はこれだけ頑張っている」ことを「頑張りが足りない」とだけ思ってしまい、あの人に出来る事なんだから自分も出来なくちゃ、と他人と自分を比較だけして、自分にプレッシャーをかけて、出来ない自分を増やしてしまう人もいます。

これでは自分を否定してしまい、出来ない自分ばかり見つけてしまい、自分を苦しめるだけとなってしまいます。

そもそもこういう人は、何もしないうちから「自分には無理、出来ない」と思い込んでしまっていることもあります。
そしてそれは「間違った思い込み」で、周囲からの影響によってそう「思い込まされた」可能性もあります。

それでは何で、他人と自分を比較するんでしょうね?

生まれた場所も時期も違う、育った環境も違えば、これまでして来たことも違う。
全く違う人間なのに、同じものと思ってしまう。

もしかしたら「あの人」もあなたを見て「私には出来ない事が出来ている」と思っているかも知れないんです。
あなたにしか「出来ない」ことを、あなたはしているはずなんですよ。
けど、自分の事を信じておらず、他人と比較ばかりしてしまっているから、自分の良いところが見えていないだけかも知れないんです。

また子供の頃に「どうせお前には無理」とか「どうせお前には出来ないから」と言われてその可能性の芽を摘まれていたとしたら、本当はやれば出来たはずなのに最初から諦めてしまうようになるのも無理はありません。

自分には可能性がある、ただチャレンジしていないだけ。
そんな風に考えてみるようになれると、ひとまずやってみようか、と思えるようにもなって来るものです。

それに「出来ないこと」があるということは、それだけ「伸びしろ」があるとも言えますよね。

出来ない事を「課題」として、出来るようになる努力をしてみる。
これだけでも「出来ないことを出来るように頑張る」ことが出来ているんです。

出来ない事だけに目を向けず、出来ていることも目を向けて、さらに自分の伸びしろを信じて、出来る事を「出来る限り」続ける努力をしてみる。
それが出来れば人は死ぬその瞬間まで成長し続けます。

しっかりと「自分が出来ている事」を見つけて、そんな「自分」を認めてあげて下さいね


頂いたサポートはカウンセリング普及活動などに使わせて頂きます