【ちいさい会社にDXは根付くのか】商工会経営指導員のお仕事ジャーナル第4回
1. イントロダクション
DX(デジタルトランスフォーメーション)は、事業を続けるうえにおいての導入を検討する必要がある分野となっています。しかし、地方の中小企業においてDXは根付いているのでしょうか。この記事では、商工会経営指導員の視点から、中小企業のDXについて探っていきます。
2. 経営指導員とは
商工会経営指導員は、全国の商工会・商工会議所に勤務しています。個人的には「ご商売に関する話し相手」だと思っています。地域の中小企業・小規模事業者の経営をサポートするプロフェッショナルでありたいです。DXの推進においても、その知識と経験を活かし活動することが求められると思う。
3. 中小企業におけるDXの現状
現在、地方の中小企業、特にひとりビジネスや家族経営などの小規模事業者の多くはDXにどう取り組んでいけばわからない可能性があります。スマホでメールが送れない方やパソコンのキーボードの打ち方が分からない方など、DXを進めるのは容易なことではありませんが、なんとか組織一丸となって地域のレベルアップをする必要があります。
4. DXが中小企業に根付くためのポイント
DXを成功させるためには、3つのポイントがあります。
1.デジタルツールで業務改善すると仕事が楽になる方法を事業主と探す
2.指導員が導入するツールをベンダーさんなどから情報収集し検証する
3.補助金など使える場合はIT導入補助金などの申請を支援する
5. 私の取組
最近の事例は、家族でビジネスをしている卸売り事業者さんが紙の請求書と領収書でインボイス対応をしよう相談を受けました。定例的な取引先も30先ほど程度あり、手書きだと事務処理時間が今より増加することが予想されました。受発注ソフトを導入して業務フローの改善を提案し、IT導入補助金(デジタル化基盤導入枠の申請を支援し採択されました。これから事業実施を行います。
過去の事例ですと、独立行政法人中小機構さんに、事業所さんの支援を取材をして頂いた記事がありますので下記ご覧下さい。カカオの香りが引き立つクラフトチョコレートは絶品です。
独立行政法人中小機構さんが事例をまとめています!
6. まとめ
中小企業特に小規模事業者におけるDXの推進は容易な道のりではありませんが、身近な話し相手である経営指導員の根気のあるサポートにより成功する可能性があります。お困りの際は地域の商工会議所・商工会にご相談下さい。
オンラインで相談したい方は独立行政法人中小機構さんが行っている「IT経営サポートセンター」もおすすめです。
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