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離脱症状の緩和

今でこそ
オーバードーズという言葉を知っていますが
(トー横、グリ下という名前とともに)
その頃はまだ、あまり耳にすることが
ありませんでした。

初めてオーバードーズの記事を目にした時
記事の中に「パキる」という俗語表現があり
それが娘の服用しているパキシルが語源となって
いることに愕然としました。

もちろん使い方で
効く人には効く薬だと 
信頼する医師も仰っていましたし
パキシル自体を否定するつもりはありません。

要は服用する量で
パキシルだろうが何だろうが
オーバードーズなんだし

だけど、そんな言葉が生まれる元になった
薬を娘が飲んでいる…

記事を読んだ時の私には衝撃と
不安しかありませんでした。

そして服用を続けて気づけば
服用の副作用よりも辛い
離脱症状を伴う減薬が始まります。

私は今回、減薬から断薬という
希望のような地獄のような期間を過ごして
思いました。

日本の精神科医の中にどれくらい
減薬と断薬を慎重に進め
アドバイスをくれたり
スケジュールを組んでくれる方が
おられるのだろうか…

もちろん娘の主治医の先生も
一つずつ減薬をしてくれはしましたが
なんだろうか…私は手探りで孤独でした。

とても信頼している主治医なのにです。

わからないから調べまくって
減薬の知識を入れ過ぎて不安になり
異常に慎重になっていたのかもしれない

「減薬を慎重にしないと
今より薬を増やさないといけない事もある」

本だったかサイトだったか目にした一文
その記述が娘の減薬中、私を支配していました。

減薬のスケジュールを立て
薬をカットする専用のハサミや、ケースを購入して飲んでいる意味があるかわからない小ささまで
カットしながら少しずつ少しずつ減薬をしました。

それでも減薬した翌々日には
離脱症状で体調が大きく崩れ
絶不調が1週間以上続いたりもしました。

辛かったです。

娘の方がよほど辛かっただろうけど
薬をカットしながら飲ませた後悔が襲い

体調を崩した娘を迎えに行きながら
減薬の加減が悪かったのではと
落ち込み不安になる日々

離脱症状を緩和する方法は
残念ながらあまりないようですが

娘はお風呂に入ることが
唯一楽になる方法だったようです。

血流が良くなることが良かったのか
わかりませんが
今、減薬をされている方が
この方法で少しでも離脱症状緩和になれば
幸いです。

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