すけくろ

社会人3年目上司のパワハラにより休職。双極性障害Ⅱ型と診断される。 現在は、ほぼ双極性…

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社会人3年目上司のパワハラにより休職。双極性障害Ⅱ型と診断される。 現在は、ほぼ双極性障害を克服し、正社員として働いている。 わたしが障害とどう向き合ってきたのか、私の経験を随時掲載していきます。 精神障害に苦しむあなた。一人ではないです。少しでもあなたの役に立つことを祈ります。

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残酷な現実、そして自我というものの崩壊へ

わたしが障害を抱え、今に至るまで ⑥~現在に至るまでの経緯 その6~  転職活動にて、一つの会社で働き続けるということが、どういう意味を指すのかわたしは思い知ることになった。皆さんはスキルシートというものをご存じだろうか。転職を決意し、活動を始めたわたしは愕然とした。  なにも書けることがない、、、  わたしが書いた内容は、本社でのほんの少しの専門知識と、大学時代に学んだ金属加工のマシンの扱い方、ライン長経験だった。わたしがもともと入りたかった業界ではほとんど求められないス

    • 人を許せないのならば、自身が許されることはありえない

      ~他人とは俯瞰した自分自身である~  皆さんは生きてきた過程で「こいつは許せない」と思う人はいるだろうか。わたしは片手で数える程度ではあったが、いた。  ① 母を、家族を、自身を維持するために利用する父  ② 中学生のとき、わたしを集中的にいじめた同級生  ③ 経緯で語ったパワハラをわたしに行った会社の上司2名と先輩1名  ④ 現場で部下をつぶして遊ぶ主任  そして、、、  ⑤ 今現在務めている会社の前部署の価値観の合わない人たち  しかし、今のわたしは、思うところがないと

      • 精神障害者に関わる方 ZOOMでお話ししませんか?

        第二回お茶会企画 前回の第一回お茶会に参加してくださった方、たくさんお話ししてくださってありがとうございました。とても楽しく有意義でした。  さて、今回は第二回の企画を立ち上げようかと思います。前回、参加してくださった方も遠慮なくご参加ください。以下、参加要項。 ~参加要項~ 対象者:精神障害を抱える方、ご本人またはご家族、ご友人、関係者 参加ツール:ZOOM 予定 ※希望者の方とご相談 日時:希望者の方とご相談 お一人30分程度を予定 30分に限らない ご料金:無料 受付

        • どんな自分でも、今はそれでいい

          ~今のあなたに求めるべきこと~  皆さんは致知という雑誌をご存じだろうか。あらゆる著名人たちがその人たちなりの人間学を語る内容だ。わたしはこんな記事を好きで書くような人間なので、好き好んで読んでいるのだが、その中である著名人の方の言葉が印象に残った。「皆、違う時計を持って生まれた」という言葉だ。世間一般に、人は皆平等だ、という言葉はよく聞くのだが、それが使い古されたきれい事であることは障害に関わっている皆さんならよくご存じだろう。そんなはずはないのだ。古い映画になるが、「フ

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        残酷な現実、そして自我というものの崩壊へ

          お話ししませんか?

          第一回お茶会企画 精神障害に苦しむ方たちと意見交流する場を設けたいと考え、一度企画として打ち上げようと思います。参加してみたい、わたしとお話ししてみてもいいかなと思える方は、一番下のクリエイターへの問い合わせ(https://note.com/info/n/n033f422de5bb) からメッセージをお願いします。下記、参加要項です。 ~参加要項~ 対象者:精神障害を抱える方、ご本人またはご家族、ご友人、関係者 参加ツール:ZOOMもしくはDiscord 予定 ※希望者の

          お話ししませんか?

          うつ状態を誘発する価値観

          自分という存在の価値をどう確認するのか~他人と比較して得られる自信はもろい~  皆さんは人生において一番大事なものはなに?と聞かれてなんと答えるだろうか。これはわたしの偏見かもしれないが、6割以上の方は「お金」と答えるのではないだろうか。よくこういった談義をSNSでかわすと、話し合いにならないことが多い。これは人の価値観の問題であるので、落としどころというものがないからだ。ちなみにだが、わたしは最初の質問の答えは「自分の心」と答えるだろう。わたしがお金に執着しないのは、わた

          うつ状態を誘発する価値観

          うつ病で苦しむ方のご家族の方々へ

          うつ病で苦しむご家族はどんなご様子ですか? 部屋から出てこない? なにも話そうとしない? 話しかけてもほとんど反応がない? あまり食べようとしない? 寝てばかりいる? イライラしている? 突然怒り出す? お風呂に入ろうとしない? 避けられてる? パソコンばかり見てる? 夜更かししてる? 昼まで寝てる? 挙げればキリがないことばかりでしょう ご家族から見たら不安に感じることばかり ご家族の方々はこう思っていませんか? いつまで続くのだろう、、?

          うつ病で苦しむ方のご家族の方々へ

          高すぎるプライドほど邪魔なものはない

          わたしが背負っていた考え方の偏りや拘りの解消方法 ②~わたしが引きずっていたもの~  わたしには高校時代からの友人がいる。どんな話でも聞いてくれる大切な友人たちである。しかし、わたしはリワークに出会って自身の経験を振り返りまとめるまで、彼らに自分の仕事での悩みなどを一度も相談することはしなかった。リワークに出会うまで3回の休職を経ているが、わたしはその度に友人たちに「なぜ相談してくれないのか」と後から言われていた。だが、わたしはそれでも相談することはしなかった。その理由は明

          高すぎるプライドほど邪魔なものはない

          人の考え方のクセ

          わたしが背負っていた考え方の偏りや拘りの解消方法 ①~あらゆる考え方~  自身の考え方のクセをある程度調べる方法がある。  以下のURLのチェックシートをぜひやってみてほしい。  https://www.comhbo.net/wp-content/uploads/2015/04/2d6601b9e5c76b49a9ffb0759d65fd62.pdf  以下に考え方のクセの詳細を挙げていく。強すぎる考え方は、少しずつ解消していくか緩めていくことをお勧めする。振り切った考え

          人の考え方のクセ

          不安で仕方がないとき

          わたしが思う体調管理の方法 ③~不安との闘い~  以前の記事で、後悔と不安について少し触れているが、改めて紹介しておく。ちなみにこれは人からの受け売りである。  後悔とは過去から来る。後悔に悩まされるのは過去に振り回されていることになる。不安とは未来から来る。不安で仕方がない時は未来に振り回されていることになる。これらは、今の自分に意識を向けてやることで薄れていくことになる。では、今の自分に意識を向けるにはどうしたらいいのか。五感を刺激してやるのだ。視覚、聴覚、嗅覚、味覚、

          不安で仕方がないとき

          悩みを放り出す方法

          わたしが思う体調管理の方法 ②~悩むことは人生の無駄遣い~ 「君は悩むために悩んでいる」  大学時代、わたしの研究室の先生に言われたことだ。  当時、外部卒研と呼ばれるものを選ばせてもらい、公営の研究所を手伝う形で卒業研究を進めさせていただいていた。そこで携わっていたのがCADで金型のモデルを作り、全自動で金属切削(マシニングセンタ)を行うプログラムを組むといった内容だった。研究所でも初めての試みであり、協力していただいている企業にお話を聞きながらCADでのモデル作成と、金

          悩みを放り出す方法

          無理しないために必要なこと

          わたしが思う体調管理の方法 ①~自身の体調を知る~  わたしが、双極性障害を背負って一番感じたことは、自分の状態がつかめないというところだった。特に自身に対して管理方法など考えていなかった頃などはひどいものだった。躁状態の時ははしゃいで迷惑をかけ、うつ状態の時は落ち込んで迷惑をかけていた。今は双極性障害の症状はほぼ解消されているため、運用していないが、当時のわたしが双極性障害に振りまわれないようにまとめた対策方法をそのまま載せる。リワークで学んだWRAP(ラップ)と呼ばれる

          無理しないために必要なこと

          インナーチャイルド

          わたしが障害を抱え、今に至るまで ⑬~現在に至るまでの経緯 その13~  わたしの双極性障害の症状は、目に見えて良くなっていった。気分の波も、多少ないことはなかったが、それに振り回されるようなことはなくなっていた。ADHDの薬が合っているのだろう。頭の中が鮮明になっていき、今まで考えが及ばないところまで様々な視点で考えが至るようになっていく。わたしは、今までのような生き方が難しいと割り切ったことにより、自身を卑下するような形で今の自分には重荷だと感じることを自分の中で整理し

          インナーチャイルド

          あらゆる可能性と選択肢

          わたしが障害を抱え、今に至るまで ⑫~現在に至るまでの経緯 その12~  わたしは、自分に残っていたほんの少しのプライドをかなぐり捨てることから始めた。その時点で、もう元のように働くのはやめようと考えたのだ。今の自分には無理だということを受け入れる考え方にシフトしたということだ。とりあえず、障害者としての働き方、人生を視野に入れていく。障害者雇用はいくつか種類があるが、それらの中で働くには必ず障害者手帳がいる。まずは、手帳を取得するために申請を行った。必要なものは手帳申請用

          あらゆる可能性と選択肢

          正確な原因を掴み、対策を実行するまで終わらない

          わたしが障害を抱え、今に至るまで ⑪~現在に至るまでの経緯 その11~  リワークに通い始めて半年ほど経過した頃だった。わたしは不貞腐れていた。基本的にわたしがリーダーを任され続けていることに不満を覚えていたのだ。スタッフさんたちから良いように扱われているような気がしていたし、わたしがその時点で出来ることをやり続けることに有意義さを見出せなかったためだ。当時のわたしの視点では、やれることは残されていないように思えていた。実際はそんなことはなく、わたしに残されている課題は山ほ

          正確な原因を掴み、対策を実行するまで終わらない

          一人で抱え込むという習性

          わたしが障害を抱え、今に至るまで ⑩~現在に至るまでの経緯 その10~  わたしがリワークにて自己分析をまとめ始めた辺りから、わたしは全プログラムに参加するようになり、リワークのプログラムにも変更が見られた。以下に詳細を挙げていく。 ① 社会生活技能訓練(SST)  職場で起きた実際に起きた対人トラブルを再現し、どうすればより良いコミュニケーションを取れるか皆で話し合い検証する。主に上司と部下でのトラブルが多いため、参加メンバーにそれぞれ上司役と部下役を作り、再現する。最終

          一人で抱え込むという習性