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高すぎるプライドほど邪魔なものはない

わたしが背負っていた考え方の偏りや拘りの解消方法 ②

~わたしが引きずっていたもの~

 わたしには高校時代からの友人がいる。どんな話でも聞いてくれる大切な友人たちである。しかし、わたしはリワークに出会って自身の経験を振り返りまとめるまで、彼らに自分の仕事での悩みなどを一度も相談することはしなかった。リワークに出会うまで3回の休職を経ているが、わたしはその度に友人たちに「なぜ相談してくれないのか」と後から言われていた。だが、わたしはそれでも相談することはしなかった。その理由は明白で、当時のわたしにとって友人とは自身の弱いところをさらけ出して相談する相手ではなく、常に対等で笑い合える対象だったのだ。当時の視野の狭いわたしは、友人たちに自身の本音や弱さをさらけ出すことで関係が変わってしまう、上下関係のようなものが出来てしまうと思い込んでいた。友人たちからのわたしの見る目が変わってしまう、見下される、バカにされる、以前のように関係が保てなくなると。が、実際はそんなことは全くなく、過去の経験、双極性障害のこと、発達障害のこと、すべて話したが話したことそのものをとても喜んでくれた。そのせいかもしれないが、以前以上に今も親しくしてもらっている。わたしの宝物だ。
 今になって思う。自分の人から見た姿に拘ることが如何に邪魔で無駄なことなのかと。以下にわたしが思うプライドが高すぎることのデメリットを挙げていく。ぜひ参考にして欲しい。

◇ わたしが思うプライドが高すぎることによるデメリット ◇

① 人の話を聞けない
 人の善意から出ている言葉でも、自分を否定、批判していると捉えることが多くなるため、受け入れない。
② 周囲に相談出来ない
 相談することで周囲からの自身の評価が下がるかもしれないと考えてしまうことが多いため、相談することが出来ない。
③ 自分の正確な立ち位置、現状を把握できない
 自分はこんなものではない、評価しない周囲が間違っていると考える場合もあるため、自身の現状を認めようとしない。
④ 自分ルールに縛られる
 表向きは自分を過大評価するため、あれもこれもと欲張って守ろうとする。これは誠実さや優しさも該当する。インナーチャイルドの記事で語っている内容だ。
⑤ 成長しづらい
 現状、結果を受け入れない人に成長は難しい。現状から原因がわかり、原因から成長するための対策が生まれるからだ。
⑥ 人を貶める
 自分が成長できないため、自身の価値を感じるためには周囲に降りてきてもらう必要がある。なので、周囲にやたら非情な言葉や高圧的な態度を取るのはこれによるところが多いのだろう。ハラスメントの一つの原因とも言える。

 今のわたしが思いつくのはこんなところだ。今後まだ出てくるかもしれない。


 皆さんが気になるのはこのプライドが高いことの解消方法だろうか。それについては、インナーチャイルドの記事で挙げている。この記事の一番下にURLを貼っておく。興味がある方は読んでみて欲しい。だが、そのインナーチャイルドの記事はそれなりに厳しい内容が書いてある。体調が悪い方は避けて欲しい。


~後述~

 今回の記事でわたしが大事だと思うのはやはり「自分ルールに縛られる」といった内容です。精神障害に苦しんだ経験がある方は皆お分かりになると思いますが、最大の敵は自分自身です。もうストレスの対象が目の前にいないのに苦しめ続けられるわけですから明白でしょう。
 一般的にプライドとは、自身と他者において成り立つものかもしれません。ですが、わたしはこの「自分ルールに縛られる」という項目においては少し違った見方をしています。構図としては自分と自分です。自分から見た自分の姿に自分はこうでなければならないという拘りを持ちます。そして、前回の白黒思考が加わってくると、自分はこうでなければ何の価値もない、という発想になり、それが少しでも体現できないと自責の念に囚われます。では、そのルールを決めたのは誰なんでしょうか。それを決めているのは間違いなくその人自身です。これを解消するには自身と向き合う以外に方法はないと思っています。以前に一つの例として挙げさせてもらった「人に優しくしなければならない」といったものがありました。わたしも育ってきた環境もあってこれに囚われていました。ですが、人に優しくしなければならないと振り切った考えを誰かに教え込まれたわけではありませんでした。幼かったとはいえ、そう決めたのは自分でした。人に優しくするのは良いことですし、尊いことだと思います。ただ、それはあくまで自分あってのことです。それに拘り、自分が潰れてしまっては本当に大事にしなければならない家族や友人を傷付けることになってしまいます。それは避けねばならない。わたしはあらゆる考えを天秤にかけ、取捨選択を行いました。それを行った上で、出来る範囲で人に手を差し伸べるようにしています。なにごともバランスが大切です。その取捨選択の具体的な方法については今後の記事で挙げていきます。興味がある方はぜひ。

では、また
皆さんの行き先に明るい未来がありますように。

インナーチャイルド
https://note.com/modern_sukekuro/n/nb874575182e3

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