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うつ病で苦しむ方のご家族の方々へ

うつ病で苦しむご家族はどんなご様子ですか?


部屋から出てこない?

なにも話そうとしない?

話しかけてもほとんど反応がない?

あまり食べようとしない?

寝てばかりいる?

イライラしている?

突然怒り出す?

お風呂に入ろうとしない?

避けられてる?

パソコンばかり見てる?

夜更かししてる?

昼まで寝てる?

挙げればキリがないことばかりでしょう

ご家族から見たら不安に感じることばかり
ご家族の方々はこう思っていませんか?


いつまで続くのだろう、、?

どうすればいいのか?
毎日どう接すればいいのだろう?
ずっと養っていかねばならないのか?
本当に体調が悪いのだろうか?
甘えてるだけでは?

ご家族の不安は最もであり、理解できます。

しかし、うつ症状で苦しんできたわたしの立場から明言させていただきます。

ご本人は必死にうつ病と戦っています

うつ症状で苦しんでいるご本人が一番強く理解しています。
このままではいけない迷惑をかけたくない
でもつらいどうしたらいい

もし、これを読まれているご家族の方々が、うつ症状で苦しむご家族の一刻も早い回復を望むのであれば、何も言わず、寄り添ってあげてください。では、寄り添うとはどういうことなのか。

毎日、体調はどう?と聞く?   違います

毎日、大丈夫?と聞く?     違います

気分転換に外に連れ出す?    違います

生活リズムが整うようにアドバイスする? 違います

はっきりとお伝えしますが、うつ病は自身との戦いです。
ご家族がなにか働きかけたとしても、改善は見込めません。
ご家族が良かれと思ってすることは、ほとんどが逆効果です
余計なことをすればするほど、回復は遅くなるでしょう。

では、どうすればいいか?

見守ってあげてください
ただただ、黙ってそばにいてあげてください
必ず良くなり、また元気になると信じてあげてください
なにか会話をしたいのであれば、どうでもいい日常会話がいいでしょう
あそこに新しいパン屋が出来たとか
あそこの道が工事中だとか
お父さんが禿げてきたとか
当たり障りのないことです
体調についてはあまり触れない方がいいでしょう
うつ症状に苦しむ方々は真面目な方が多い
過度な気遣いは本人が気負ってしまう
うつの改善に焦りは禁物なのです

回復には人によっては年単位かかることでしょう。
心の病はそれほど根深いのです。

本人はいつか立ち上がるでしょう。
今はとても弱く見えるかもしれない。
しかし、このつらい経験を糧として生きることができる。
つらい経験をした人間はその分強くなれる。

わたしは長年精神障害に苦しんできましたが、今は元気です。
泥沼から抜け出してきた人間ですが、わたしが特別なのではないです。
きっと皆、抜け出すことが出来る。そう強く信じています。

無条件に信じることで、委ねられた人は前向きになれます。

わたし程度の言葉で人が救えるとは思っていません。
しかし、精神障害に関わる全ての人々がほんの少しでも前向きになるための踏み台になれればと思っています。

それでは、また
皆さんの行き先に明るい未来がありますように

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