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わたしたちはみんな「女の子」だったー『ぼくの小鳥ちゃん』江國香織

女子。そう聞くとわたしの中で「うへえ面倒くさい」という気持ちが生まれる。
もちろん、わたしにも女の子の友だちがいる。小学生のころからの友だちも多いので、わたしは「女子」が苦手なのではない。
それなのに「面倒くさい」と感じてしまうのは、女子のわがままや気まぐれや思い付き、それに優柔不断がかわいくもあるし、自分の中にも確かに存在している要素だからだ。

江國香織の『ぼくの小鳥ちゃん』は、そんな「女子ってちょっとね」という方にこそ刺さる作品だと思う。

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