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いつまでも過去に縋るなよ

100カメは、気になる場所に100台の固定カメラを設置して人々の生態を観察するドキュメンタリー。カメラを意識しない姿・会話の記録から、思わぬ実像が見えてくる。

https://www.nhk.jp/p/100cam/ts/QP8MPNM1GL/?cid=dchk-tver-100cam

泣いた。オードリーのお二人が司会をされている100カメを見て。

今回は、服飾の専門学校に通う学生達の、学生生活の集大成である「卒業制作ショー(通称:卒ショー)」当日までの過程を、100台のカメラが捉えたもの。

私は100カメの中でも特に、卒ショー企画長の学生さんの、それに取り組む真摯な姿勢や言葉たちに、思いを馳せた。

と言うよりも、昨年の文化祭で同様の役割を担った自分自身を、無意識のうちにその学生さんと、重ね合わせてしまった。

でももう、あれは昨年のこと。紛れもなく、過去のことなんだ。

いつまでもあの日々に縋るなよ。

と自分に敢えて、厳しく言いたい。

とは言え、苦しかったことは事実だし、毎日絶望を感じながら1日を迎えては、絶望を感じて1日を終えていたあの日々のことを、そんな簡単に「忘れろ」と言う方が無理があるのだとも思う。紛れもなく自分自身のことだ。それも分かる。

だから別に、無理に忘れなくてもいい。

思い出してしまったら、とことん気が済むまで思い出せ。苦しめ。

それでいいと思う。

その代わり、ひとしきり泣いて、苦しみ抜いたら、前を向け。その瞬間から、気持ちを切り替えろ。

今日100カメを見て、私はその気持ちを強くした。

読んでくださってありがとうございます。

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