いつまでも過去に縋るなよ
泣いた。オードリーのお二人が司会をされている100カメを見て。
今回は、服飾の専門学校に通う学生達の、学生生活の集大成である「卒業制作ショー(通称:卒ショー)」当日までの過程を、100台のカメラが捉えたもの。
私は100カメの中でも特に、卒ショー企画長の学生さんの、それに取り組む真摯な姿勢や言葉たちに、思いを馳せた。
と言うよりも、昨年の文化祭で同様の役割を担った自分自身を、無意識のうちにその学生さんと、重ね合わせてしまった。
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でももう、あれは昨年のこと。紛れもなく、過去のことなんだ。
いつまでもあの日々に縋るなよ。
と自分に敢えて、厳しく言いたい。
とは言え、苦しかったことは事実だし、毎日絶望を感じながら1日を迎えては、絶望を感じて1日を終えていたあの日々のことを、そんな簡単に「忘れろ」と言う方が無理があるのだとも思う。紛れもなく自分自身のことだ。それも分かる。
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だから別に、無理に忘れなくてもいい。
思い出してしまったら、とことん気が済むまで思い出せ。苦しめ。
それでいいと思う。
その代わり、ひとしきり泣いて、苦しみ抜いたら、前を向け。その瞬間から、気持ちを切り替えろ。
今日100カメを見て、私はその気持ちを強くした。
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