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なんとも平和な一日。

ご無沙汰しています。モリタでございます。
おひさ、な投稿になりますが、皆さん元気にされていますでしょうか?

こちら大山町は、曇りの多い山陰地方では珍しく、心地の良い天気が続いています。

春がそこまで来ていたり、来ていなかったり、来てほしいと願ったり、願ってもダメだったり、そんな日々を過ごしています。

という事で(?)、本日のモリタは大山町所子地区の真ん中に位置する「旧所子保育所」にいます。
”世界のMORITA” を育んだ母園(ぼえん?)です。 

旧所子保育所は、十数年前の統合により閉園となりましたが、2年前から地域組織の拠点施設として整備が進行しています。MORITAも少しばかり活動のお手伝いをさせてもらっています。

ベンチに座って園庭を眺める(旧所子保育所)

今日は連休中、かつとても天気が良いという事もあり、お子さん連れ数人が園庭で遊んでいたり、おばあちゃんたちがベンチに座ってお喋りしていたり、思い思いの休日を過ごしていて、なんだか心が浄化される風景でした。(もともと汚れてないしん!)


そんな様子を見ながら思ったことが、今日の本題。

地域組織の活動をする中で感じた事です。

この旧所子保育所がある場所には、もともと旧所子小学校・中学校がありました。そこには現在の60代以上〜?の人が通っていたようです。
組織のおっちゃんが、なんとなく教えてくれました。

その後、小学校・中学校が移転する形で、新たにこの保育所が建てられました。旧所子保育所に通っていたのは現在の15歳くらい〜40代くらい?のようで、トータルで75年くらいここに人の往来があった事になります。(事になります、というか事実。)

改めて考えると、とても幅広い世代に共通する、この地区のシンボリックな場所ですよね。
自分の住んでいるまちの歴史について何だか興味が湧いてきます。(歴史好きな人って、こんな感覚なんでしょうか?)

とにもかくにも、景観含め最高な場所なので、地域の有志が中心となり傷んだ施設の改修や掃除、園庭の草刈り、遊具の整備などを定期的に行ない、再び地域に開かれた場所になるよう取り組んでいます。

地域の有志で園庭の草刈り中
園児用トイレの改修&壁をキレイに塗り直し

そうしてこの場所に興味を持ちながら活動する一方で、この2年間は何とも掴み所のない活動期間でもありました。

施設の大型改修や感染症の影響などにより、なかなか人流が生まれない。それによって地域の人のリアクションが見えにくく、ここがどういう場所だったかを考える事も減っていく。また出入りや関わりがない人にとっては、その関心はさらに薄れていくのではないか。そんな事を考える期間でもありました。

はて、この活動は前に進んでいるんだろうか?

そんな、モヤモヤ的なもの(モヤモヤではない)を感じながら。
ふと、今日目にした風景は、この2年の成果(の1つ)を表していたように思います。

「この場所は、これからまた息づいていくんだなー」

まちづくり、というと大それた話になるかもしれませんが、こうして地域での人の動きが生まれ、会話が起こり、連携していく事で、”まち”になっていくんではないかと、そう感じました。

なかなか目に見える形での成果が出ない中でも、少しずつ、しっかりと根を生やしていた事を確信し、家に帰って昼寝をする、そんな平和な一日のお伝えでした。

センキュー!

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