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産業保健師の求人の見方②

こんにちは。今日は産業保健師の求人の見方について、学んだことをまとめたいと思います。

求人を見るポイントとして、以下の点を見ていただけると企業の特色が分かりやすいかなと思います。

①産業医は常駐しているのか

常駐していると、具合が悪い人の診察をすぐにお願いできたり、すぐ対応した方がいい人の話がスムーズにできます。また、積極的に企業の健康管理に取り組んでいる印象があります。デメリットは、性格や方針が合わない先生だとずっと職場にいるので辛いかもしれません。

関係がこじれて、どちらかが退職においこまれるケースも聞いたことがあります。

月に数日、数時間しかいない企業もあります。企業にとっては契約料を抑えられたり、保健師にとっては合わない先生の場合、たまにしか顔を合わせないのでお互いストレスが少ないです。デメリットは、企業の内情に詳しくない先生もいらっしゃり、仕事が受け身だったりあまり意見をいただけない場合があります。

メリットデメリット両方あり、お互いの性格にもよるので判断が難しいところではありますが、産業医の出勤日数は一つポイントかと思います。

②保健師が1日にどれくらい面談しているか

一人一人にゆっくり関わるのか、数をこなす必要がある職場か判断できます。

1人30分の面談だとしても、1日10件ある職場だと慌ただしい印象を受けます。

じっくり関わる職場だと、1人2時間くらい面談をしている企業もあるようです。そういった企業だと、カウンセリング技術もある程度は求められている印象で、産業カウンセラーの資格をとっている保健師がいらっしゃるようです。(そういった職場でなくても取得されている方はいます)

面談件数は、どんな働き方ができるかイメージしやすくなるので、ぜひ確認して欲しいポイントです。

③保健師の担当社員は何人か?

数千人規模の企業だと、社員1000人に対し保健師1人の割合が多いように感じます。大体5000人規模の企業だと保健師5人、8000人規模の企業だと保健師8人程度が良いバランスという事になります。

それ以上担当人数が増えると、業務量がかなり多い印象があります。逆に少なければ、より濃く関われると思います。

これは面接の時に、企業に直接聞いてみると良いと思っています。求人票に提示されている人数より、実際働いてる保健師が少ないと言うこともありますから…。(辞めすぎて)定員まで人数が集まらないのかもしれません。

とにかく担当社員の人数は大きな指標になります。

④スタッフの年齢層、勤続年数

これは一般的ですが、職場によっては年齢層が偏っていることもあるので確認できると良いです。

あとは、保健師の勤続年数も聞けたらいいですね。定着率は大事です。

⑤出張の有無、頻度

企業によっては出張が多い職場もあります。

出張が多い職場だと、毎日毎日違う職場に行き、1人で黙々と仕事をこなすことが刺激的で好きな方には良いですが、新しい環境が負担になる方には辛いかもしれません。また出張の前後には準備もあるので、忙しさが変わってきます。

今日のまとめ ・求人で確認するポイント

①産業医は常駐しているのか
②保健師の面談数・時間
③保健師1人に対する担当社員の人数
④スタッフの年齢層、勤続年数
⑤出張の有無・頻度

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