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2020年買ったけれども読めなかった本

2020年に読んだ本はこちらの記事。

本には「読みごろ」みたいなものがあるんだなと思っています。

こんにちは、僕です。みなさん師走はどのようにお過ごしですか。

本を比較的たくさん買います。積読とか言われがちだけど本は所有することが大事。でも本棚が足りない。床にまで溢れかえる本。切実に壁面本棚がほしい。とは言いつつ本が溢れかえっている部屋に満足したりしています。

2020年に買ったけれども読めなかった本、さていきましょう。

①『記憶する体』  伊藤亜紗

父に貸していたら読みごろを逃しました。注目の研究者、伊藤亜沙さんの本。本屋さんでよく面陳(って言わないのかな)されているのが気になって買いました。と思っていたら「トランスレーションズ展」でも伊藤さんが関わった展示がありました。縁。

②『資本主義リアリズム』 マーク・フィッシャー

2019年は日本における加速主義の受容の年だと思っているですがどうなんでしょうか。というか読んでないのでもはや加速主義と関連があるのかもわからない。ただ、加速主義の勉強をしているとマーク・フィッシャーの名前が頻繁に出てくる気がします。

調べたらCCRU(サイバネテッィクス文化研究ユニット)の設立に携わっているようなのでやはり加速主義との関連は深そう。本書が加速主義の本なのかはわかりません。

あと装丁がインパクト大で好きです。装丁はとても大事。

③『思弁的実在論入門』 グレアム・ハーマン

初期思弁的実在論のオリジナルメンバー、ハーマンによる入門書。入門書と言いつつ難しそうと思って読みごろを逃しました。来年に読む目標。哲学はさらに入門的な内容から始めないと意味がわからなさそう。

思弁的実在論は今哲学で一番ホットだと思うんですがオリジナルメンバーがブラシエ、グラント、ハーマン、メイヤスーって哲学に明るくない自分でも聞いたことがある名前が多くて凄くないですか。

『現代哲学の最前線』にも思弁的実在論が出てくるんですが、難しいながらも感動して鳥肌が立ってしまいました。この体感覚はきっと大事。

④『暗黒の啓蒙書』 ニック・ランド

 遂に翻訳!と意気込んで買ったものの、背景知識が足りないのでは?と考えてしまい読みごろを逃した本。加速主義の人たちは割と難解なイメージがあるので読み逃しました。この辺りの入門ってどうやってしたらいいんでしょうか。

⑤『ひかりぼっち』 マヒトゥザピーポー

「2020年面白かった本や漫画」で挙げた『音楽のまわり』でエッセイを書いていたマヒトゥザピーポー(GEZAN)さんのエッセイ。『音楽のまわり』のエッセイが美しかったので期待して買ったものの、読みたい本が溢れてしまって読み頃を逃しました。

整理してみると意外にも読んでいない本が少なくて驚きました。傾向としては哲学、加速主義関連の本は買っただけになりがち。入口に困っています。

2021年も素敵な本との出会いを願いながら師走を過ごします。

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