見出し画像

北の伏魔殿 ケースII-番外編⑥

○機構改革で本庁に戻るが再びN氏と同職場になる~そんになことって普通はないよね

 機構改革により、配置されたポストが1年ほどでなくなることとなったので、今度は、本庁企業立地担当課で参事と担当主査の関係となったが、そんな異動は普通考えられない。前回、記載したように私を異動対象者名簿に登載させないことが目的で、私の人事評価者の立場を手に入れたいだけで、人事工作する粘着質な人間だった。詳細は、ケースⅡに記載したが、直接、パワハラをしていたのは、K主幹であるが、それを指示し、K主幹が行っていたネガティブキャンペーンのノウハウを教えたのは、N参事である。

○能力が無くとも人事担当にはなれる~エリートコースに配属された人全てが優秀だとも限らない


 N参事に判断能力がなかった事例を上げてみよう。
 すでに、私が遺産相続に係る訴訟を行っていたことは、記載したが、
ある時、弁護士との協議の日程が決まっていて、たまたま、その日が「永年勤続表彰」の授賞式の日に決定となった通知があり、出欠を知らせるようにと総務課から通知があった。訴訟のスケジュールの関係もあり、変更することは難しいので欠席で連絡した。
 すると、総務課から「出欠について、参事と協議してから返答しろ」とのメールがきたので、当然、意図としては、「授賞式に出席しろ」という意味だと理解できた。N参事には、「弁護士との協議の変更は難しいけれど、なんとか授賞式に出席するよう調整します」と言った。すると、N参事は「欠席でも問題がない」と言うので、再度欠席で返答した。
 すると、総務課は、N参事を呼び出して、経緯の説明を求めたが、N参事は自分の責任になることを恐れ「自分は説得したが、本人が絶対欠席すると言った」と虚偽の説明をした。結局、自身が過去に担当した事務での判断さえまともにできないレベルの人間だから、人事に関しての大局観もない。
 
 こういう職員が部の人事政策に携わってきたから、仕事しない、できない職員、パワハラや業務で報復するような職員が横行する事態となったわけである。多くの職員は、優秀だからエリートコースである人事、財政や企画に配置されるが、一方、一部の職員は、それを隠れ蓑に議員、学閥、縁故で昇格させるために、そういうポストに配置することで優秀な職員であると周囲に誤解させるという手法を取っているのである。

○再び、報復人事により出先機関に異動となる~もういいよ、別に昇格したくて仕事をしているんじゃないよ

 パワハラの実態については、すでにケースⅡで述べた。
 再び、報復人事で出先機関に異動させられた私は、必要なことはするけれど、それ以上のことはやめることにした。私がしたかったのは、地域のため、住民のため役立つような政策立案とその実行であり、昇格がしたくて仕事をしているわけではないので、昇格を妨害したければすればいいんじゃない?

○昇格人事よりも組織の実態を明らかにすることを選択した 

 出先機関に異動後、本庁の総務課長が「お前なんか面倒を見てやらない」と私に言った地元私大の学閥系から、国立大学系の人が総務課長になった。
 その課長とは、それ以前に数回業務で話をしたことがある程度で特に親しかったわけではないが、ネガティブキャンペーンをする人間の言うことは信用していなかったのか、昇格人事を打診された。

 しかし、すでに、相当回数の人事や業務での報復を受け、さらに面識のない地元私大の学閥系の人間からもいやがらせを受けるので、仮に昇格を受けても、これらの集団が仕事で妨害することは見えており、嫌気がさしていたので、昇格はお断りした。 
 ただし、これ以上被害者が出ないように、また、最低限の仕事はするような組織への改革の一助となればの思いで、これまで受けたパワハラや人事での報復などの事実は明らかにすることとした。

 なお、最後の職場では、地元私大の学閥系が課長、主幹の管理職を含め、20数名の職場で7人もいたが、彼ら学閥は、県職員の1/3が自分たち学閥が占めていることを誇りに思っているらしい。
 そこでも、人事評価で報復を受けた。
 私が、着任する前に、歴代5人の担当係長が未処理の案件が5件あり、担当主幹は、その扱いに苦慮していた。
 その業務は、翌年、政令市に権限委譲することとなっていたため、未処理のままとはいかないことから、私が着任してからそれまで8年間1件も処理できなかったものを3ケ月でほぼ処理のめどをつけ、政令市に権限委譲する際にはきちんと整理した。

 しかし、その当時の課長は、地元私大の学閥でN総務課長のお世話で昇格させてもらっていたので、私の人事評価にDをつけた。
 私は、それに抗議し、人事課に異議申し立てをして、DからCに変更させたが、本来であれば、A評価でもおかしくはなかった。事実、それ以前の課長は、前回、私の評価にAをつけている。結局、評価者で評価がこんなに極端に変わると言うことは、人事評価を恣意的に行っていると言うことである。人事課は、その後、異議申し立てができないように制度を変更したが、人事評価の際の面接をしなくてもいいと通知したり、自己申告書の保存年限を証拠隠滅のために1年にしたり、私に人事で報復したりと、やりたい放題だった。こんな人事をしているから、その後、管理職による公文書偽造や業務の放棄など不法行為が絶えず、受験生からも不人気になっている。

画像:株式会社東洋電制製作所
 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?