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僕だけがいない街(著:三部けい)【自伝を描いた。マンガ感想の中に僕のことが一行も書かれていなかった】

ちょっと前に有名だったサスペンスミステリー。
リヴァイバルという、過去に精神だけ戻れる特殊能力を持った主人公が、
子ども時代にどうすることもできなかった、
連続少年少女殺人事件の謎を解き、防ぐ。という話。

いちど読み始めると、中断するのは不可能なので、
かならずまとめて休みを取っているときに読んでください。
スキマ時間で読もうとすると、大変なことになります。
読書中毒量を一気に超えてきますので、注意が必要です。

基本、コミック版を紹介します。
アニメ化と映画化もされていますが、未視聴です。

***

2006年。(だっけな?舞台中の時代は)
主人公はマンガ家としてデビューしてはいますが、
いまいちブレイクできず、
バイト生活をしながら、執筆に勤しんでいます。
そんな彼が悩まされているのが、リヴァイバルという謎現象。
すこしだけ、時間を過去に戻るのです。
そのあと、何か事件が起こるらしいのですが、
それを食い止める手はずを整えないと、
何度でもリヴァイバルしつづけてしまいます。

このループから出るためには、事件を未然に防ぐしかない。
正義感から、ではないのです。
(もちろん主人公はアツイ正義感をもってはいますが、まだそれを自覚するのは早い)

ところが、ある日、
母親がやってきた日にリヴァイバルが起こってしまいます。
まあそれも、なんとか解決したのですが、
母いわく「誘拐事件を未然に防いださ」
そんな折、母親は何者かに刺殺されてしまいます。

そこでまたリヴァイバル発生。
なんだ?何をすればいい?
主人公は、謎の人影を追いかけてループ脱出します。
この選択肢で合ってたんですね。でも、

そのせいで客観的にいちばん怪しい人物になってしまった。
今や彼は、母親刺殺事件の容疑者。
バイト先で仲良くなった女の子に助けられて、とりあえずはその場をしのぎますが、逃げ回るのも限界。

しかし、ここで過去最大級のリヴァイバルが起こります。

気がつくと、そこは小学生時代に住んでいた町。
一挙に小学生時代にまでタイムスリップしたのでした。

この時代でやり残したことがあるのです。
それは、アレしかない!

子ども時代にはまったく対処できなかった、
クラスメイトの女の子が殺された事件。
そして無実だと信じている別の人が犯人にされた。
そのまま記憶に蓋をして、長い間、心の奥深くに押し込んでいた・・・
あの事件を未然に防がなければいけない!



(警告!:読書中毒量が致死量に達しました)



ここからさき、本を置くことができないので、ご注意ください。
ネタバレはしませんよ。
あ、でも一点だけ期待しないよう言っておくかな。

まあ、でも正規ヒロインは最初からちゃんといるので。

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