リネンのフィルターを使ってみた
今回は久々のコーヒーに関する投稿です。
山梨県でリネンのお店をされている綿貫陽介さん
そして、お店「wafu」さん。
こちらで、リネンでできたコーヒーフィルターを作られたとのことなので、今回、試してみました!
今回試したのは
こちら。
私は普段円錐ドリッパーを使っているので、円錐型をお願いしてみました。
到着したのがこちらです。
織りの細かさが素晴らしい。手触りも良く(ベルギー製リネンだそうです)、縫製もさすが。とても期待できそう。
1、下準備
基本的にはネルと同じ扱いですね。
一番最初に、コーヒー粉を少し入れた熱湯で10分ほど煮沸。
こうすることで繊維の独特のにおいがなくなり、コーヒーの成分がなじみます。
そして、水洗い、乾燥。
※この作業は開封後の一度だけです。
使う時には、ドリッパーにセットする前に
熱湯をざっとかけ、水気を切ります(これは毎回)。
そしてしわを伸ばしてセット。そこにコーヒー粉を入れます。
うん、いい感じです。
しわが伸び切ってないですけれど💦
2、いざ、ドリップ。
ドリップしてみます。
円錐ドリッパーは比較的コーヒーが落ちるスピードが速いのですが、リネンはペーパーに比べると少しゆっくり目でした。
ペーパーの時より気持ちゆっくり目に落とした方が良さそうです。
ちなみに、真ん中が凹んでしまった場合は落とすスピードが速すぎ。
最後まで粉の面がフラット
な方が、甘みが強めに出ていい感じになります。
3、さて、そのお味は?
今回のコーヒー豆は、ルワンダ・ピーベリーの中深煎り。
甘みがやや強め、非常に味わいのバランスの良い豆です。
さて、こんな感じになりました。
そのお味は…?
ペーパーと比較してみると
・「まったり」した感じが強い
これは、ネルと同じく油分が一緒に落ちることが理由だと思います。
ペーパーにはない独特の濃さがあります。
・甘み優位、苦味がやや抑え気味
ペーパーよりフィルターの厚さがある分、温度が下がりやすいので、苦味より甘みの方が優先して出るのかな?と思いました。
全体的に、ペーパーに比べると味が尖らず、まとまりが良いです。
ネルとペーパーのちょうど中間、という印象でした。
・ペーパーよりも濃い味わい
・扱いはネルよりも簡単
・繰り返し使える(エコ)
なので、とても良いフィルターだと感じました。
はっきりと申し上げます。お勧めです!これは良い。
4、もし言うならば…
使ってみて、これはあるといいなぁ、と思った点を2つほど。
・小さいバージョンがあるといい
このフィルターは、大きいドリッパー(例えば名門の4人用)
にはピッタリです。
ただ、1~2人用
になると、かなり上がはみ出してしまいます。
上のはみ出している部分がお湯を吸うと遊ぶので、コーヒーエキスの抜けに影響しそうです。
できれば1~2人用ドリッパーにフィットする小さいバージョンがあるといいなぁ、と思いました。
・目が粗いバージョンを試してみたい
ベルギー製の高品質なリネンを使った製品で、その品質は織りの細かさからもわかります。手触りも抜群です。
この細かい目が、独特の甘さを生み出すのだと思います。
これはこれで素晴らしいのですが、目が粗いフィルターで、さっと落とすこともしてみたいかな…と思いました。
ペーパーと同じかそれ以上に早く落ちるリネンフィルターがあったら面白いかもしれません。
特に浅煎りをドリップする際に効果を発揮しそう。
というわけで、今回はリネンのコーヒーフィルターを紹介してみました。
お値段は1枚1200円ほどですが、価値あるアイテムです。ぜひお試しを!
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