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大切なひとがHSPだったら

HSPさんは「なんか生きづらい…」と口をそろえて言います。

それがあなたにとって大切なひとだったらとても心配になりますよね。
(家族、パートナー、あるいは友人や同僚)

きっとどうしてそんなに生きづらいのか、どうすれば生きやすくなるのか、相談に乗ったり一緒に考えてあげたくなるかもしれません。

その存在は、HSPさんにとって本当にありがたく心強いものです。

ただ、これは自然なことなのですが、非HSPさんはHSPさんに対してこんな風に思うのではないでしょうか。

「気にしないほうがいいのに」
「肩の力を抜けばもっと楽に生きられるのに」

次の言葉は、私のヨガの生徒さん(HSP)がかけられた言葉ですが、

「そんな事言っていたら、もう人と関わって生きていけないよね」

時にはそんな冷たい言葉をかけられることもあります。


そうなってしまうから、こんな事で悩む自分は社会不適合者なのだと思ってしまうから、私たちはずっと苦しくて生きづらいのです。

⁡互いの感覚が異なるので理解しあえないのは当然のことですが、そこから口喧嘩や言い争いに発展してしまう事も少なくないかと思います。

でも本当は、良好な関係を築いていくために、HSPがどうして辛いのか理解する必要はないのです。

今回はHSPであるパートナーや友人を持つ方が、その方を理解し支えてあげたいと思ったときに
どうすればすれ違いを起こさずにサポートできるのか経験を元に記していきます。

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◆ HSPとして生きるって、どんな感覚なの?

「そんな事言っていたら、もう人と関わって生きていけないよね」

最初に記したこの対話は生徒さんから聞いた話から、少し言葉を変えて書き起こしたものです。
⁡本当はもって辛辣な(私だったら一生忘れない)言葉で伝えられたそうです。
⁡私自身も相談する度に、人と自分が違うことを痛感し、傷つくばかりでした。
他のひとが当然できる「気にしない」ことを自分にはできない。

そんな繊細な自分は誰にも言わずに、見せずに隠しておこう。直面した問題は私である限り解決されないのだから。

そう思っていました。

ただ、これはどちらかが悪いなどという話ではありません。
⁡生まれたときから気質が異なっていて、感じ取る感覚が違う為互いが理解できないの当たり前のことです。(私たちHSPも非HSPさんの感覚はわかりません)

よくパートナー・家族にHSPさんを持つ方からご相談を寄せられることがありました。

どのようにHSPさんと向き合うことで本人の力になれるのか、良好な関係性が築けるのか私なりに考えてみたのです。


それは[HSPさんを理解すべき点]を知ることなのです。

× なぜ気にしてしまうのか?
という点を突きつけめるのではなく、

○ どう感じるひとなのか?
という理解を深めていくことが重要になります。


もう少し分かりやすくお伝えします^^

◆「気になりすぎて辛い」は「幽霊が見えて怖い」の悩みと一緒

表題通りなのですが、HSPさんが言う「気になりすぎて辛いんだよね…」と、霊感の強い方が言う「幽霊が見えて怖いんだよね…」

このふたつは同じタイプの悩みだと思っていただくと分かりやすいです^^

HSPさんに対して「どうしてそんなに気になるのか」と疑問に思い、どうすれば気にならないのか一緒に考えてくださる方も多いかと思います。



でも、幽霊が見えるという方に「どうして幽霊が見えるの?」とは聞かないですよね。恐らく誰もが、生まれつきそういう体質だから、と理解しているからです。

同様に「霊が怖いなら見なきゃいいのに」とは言わないはずです。すでに見えているものを見ないという事はできないからです。


HSPに置き換えるとこうなります。

⁡「どうしてそんなに気になるの?」そういう感性を持って、生まれてきたからです。

「辛いなら気にしなきゃいいのに」すでに気付いてしまっていることを、気付かない事にはできないのです。

周りの事を敏感に感じとるひと、ただその理解だけで十分なのです。

そうなると「気にしなければいい」で終わってしまっていた話が、もう一コマ前に進みます。

⁡【不機嫌な人のタイピング音が気になってどうしても仕事に集中できない】

× そんな人どこにでもいるし、気にしなければいいよ

〇 上司に掛け合って席を変えてもらうといいかもね


【電車に乗って、行って帰ってくるだけで、起き上がれないほど疲れる】

× どうしてそれだけで疲れるの?

〇 疲れたならゆっくり休みなね


ただ「そういうパーソナリティを持つひと」という理解を深めるだけで、その後の提案もがらりと変わっていきます。

でもこれって実は、HSPに限らずどんな人や環境に対しても言えることだと思うのです。


「なんで怒りっぽいんだろう?」

「なんですぐイライラするんだろう?」

「なんであんなに行動が遅いんだろう?」


(自分とは異なる)そういうタイプの人なのだと理解すると、そのあとの対処法も変わってくるはずです。


そう考えるととてもシンプルですよね。
大切なひとほど、より深く相手の考えや感覚を知りたいと思ってしまいますが、何もかもをまるっと理解し共感する必要はないのです。


相手のパーソナリティについて知る、と考えるとより柔軟な人間関係を築けるはずです^^

Momi


◆あとがき


最初に私がこれを書き起こそうと思ったのは、主人がいつも違和感なく、私を上手にサポートをしてくれていることに気付いたからでした。

HSPさんとその家族やパートナーとの「感性の相違によるすれ違い」はよく聞くのですが、私もそういったことは今まで多々ありました。

⁡家族でいうと三姉妹のうち私だけHSPなので、両親との衝突も多くひとりだけ反抗期みたいな感じになっていました。

(私的には反抗期ではなく思っていることを理解して欲しかっただけで、何もかもにムカついている訳ではなかった笑)
⁡⁡
また恋人でいうと、私は昔から非HSPの人に惹かれる傾向があり(自分に無いところを沢山もっているひと)、今の主人もHSPとは真反対にいるような気質・性格の持ち主です。


当時この気質に「HSP」という名前はなかったけれど、他人と異なる不安や辛さを昔の恋人には伝えることはありませんでした。言葉の選び方は違えど、きっと前述した会話のようになるのは容易く想像できたからです。

主人は昔の恋人同様、きっとなぜ私がそう感じるかとか、不安だとかは、一生共感はできないと思うのです。

ただ彼はHSP関係なく、【私自身が】何に対してどう感じるのかという事をいつも気にかけてくれているようでした。

私の気持ちが動揺すると平常心を取り戻すまで一緒に深呼吸してくれます。出かけている時すぐ疲れてしまっても責めずにすぐ休む場所を探してくれます。

惚気になってしまいました…笑

パートナーとのトラブルについて考えた時、そういえばどうして今の主人とはうまくやれているんだろう?と考えそこに行き着きました。

どうしても一緒にいると当たり前に思ってしまうけれど感謝しなくちゃですね(^^;

HSPの方が、その大切な人たちが、心地よく生きられるヒントになれば嬉しいです。

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