睡眠退行がやってきた! ~1歳6ヵ月編~
これまでセルフねんね&夜通し12時間寝ていたわが子が、1歳6ヵ月を目前にして激しく夜泣きするようになりました。
1歳6ヵ月はいわゆる「睡眠退行」にあたります。
うわさでは聞いていましたが、「来たか。。。」という感じです。
■ 睡眠退行とは
ぐっすりねんねできていた子が急に夜泣きをしたり、昼寝をしなくなってこまった経験をしたことはありませんか。
多少のアップダウンは気にする必要はありませんが、これが続くと心配になりますよね。
もしかしたら、「睡眠退行」かもしれません。
睡眠退行について、私の知っていることをまとめておきます。
睡眠退行が起こる時期は成長が著しい時期と重なります。
心身の急成長に対して赤ちゃんの気持ちがおいつかず、心が不安定になってしまうことが一因とも考えられています。
また、睡眠退行は1週間~1ヶ月ほど続くと言われていますが、個人差があります。
そもそも、全員に必ず起こるものでもありませんし、同じ赤ちゃんでも睡眠退行を経験する月齢もあれば、経験しない月齢もあります。
■ 1歳半の睡眠退行の原因を考える
1歳半はあんよを始めたり、言葉をたくさん覚える時期です。
メンタルリープ(生後55週・75週)もあり、どうしても心が不安定になりやすい時期です。
また、一般的に分離不安のピークにもあたるので、こうなると赤ちゃんの心が安定するまで見守るしかありません。
しかし、「睡眠退行だからしかたない」と決めつける前に、他に原因はないか考えてみてください。
思いつく原因一覧を以下にあげておきます。
わが家の例で恐縮ですが、おそらく奥歯が生えた痛みがきっかけで夜泣きが始まりました。
しかし、それ以前から夜泣きにつながる兆候があったように思います。
まずは心身の急成長。たっちが上手になったり、たくさん言葉を話すようになりました。
また、分離不安が強まって心が不安定になっているなか、遠出が重なって疲れが蓄積していたことも考えられます。
そして極めつけが、寝ぐずりが激しくなったので、だっこで2~3日寝かしつけたこと!
これが、ねんねの乱れを助長したと思います。
良かれと思ってだっこした結果、だっこで寝落ちするクセがついてしまいました。
1歳半になるとかなり賢いので、泣けばだっこしてもらえるとたった数日で学んでしまったようです。
つまり伝えたかったのは、ねんねの乱れのきっかけ自体は対処しようがないこと(歯の生えはじめなど)かもしれませんが、それを助長するような環境(遮光できていない!)やママやパパの対応(抱っこぐせ)は改善の余地があります。
■ 睡眠退行をのりこえたい方へ
わが家は夜泣きから1週間ほどで、セルフねんねはまたできるようになりました。
夜間のねんねについてはアップダウンが続いており、トライ&エラーの毎日です。
ねんねが乱れてからは遮光をやり直したり、便秘に気をつけたり、疲れをとるようスケジュールを組んだり、ラビ―に再トライしたりといろいろなことを試しました。
もちろん、子どもの不安な気持ちに寄り添って、たくさんだっこして、スキンシップの時間をつくるようにしました。
何よりも大切だと感じたのは、家族(夫)とねんねの問題を共有すること。そして、原因と解決策について話し合い、子どもの世話をすることでした。
共通認識がないと子どもへの対応がぶれて、子どもが混乱してねんねの乱れを助長する結果になります。
皆さんも以下を参考に家族で乗り越えてください。
睡眠トラブルが長期間続くようであれば、専門家に相談してみてください。
睡眠環境を整えましょう。
体調が心配なときはお医者さんに診てもらいましょう。
活動時間を見直し、疲れすぎる前に寝かせましょう。
旅行などのイベント後は疲れがたまりやすいので、ゆっくりしましょう。
スキンシップの時間を大切にしましょう。
参考文献
『ママと赤ちゃんのぐっすり本』 愛波 文著
赤ちゃん及び保育者(ママ、パパ)に関して不安や心配がある場合は、医師等の専門家に相談しましょう。
本記事の内容については注意を払って記載していますが、アドバイスを実行する際は読者の方の判断で行ってください。
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