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サンサーラとセロリ

皆、皆が笑っている場や時、
その場やその時がほんまに愛しいな好きやなあ。
いつも思っているそのようなことを改めて更に思うようになった、思っていた、いる最近だ。
 
いつも。いつでも。
 
中でも、劇場で。
 
「奇跡のような場と時やなあ」
 
改めてそう感じる。
 
奇跡だなんて、
なんだかぼんやりしているわりに変に発光(?)している言葉はあまり使いたくないのにだ。
 
笑っている、
その奥には皆それぞれのしんどさや苦しみがあるんやろう。
いや、笑っているその瞬間ですら肚の中は楽しい気持ちだけではないかもしれない。
笑った0.1秒後には誰もが現実に返ったり、
目の前にある避けられない現実や嫌なことを思い出したり、
思い出したくなくてもまた向き合わなくてはならないかもしれないし。
このゴミみたいなクズみたいなことだらけの世の中と今生で。
 
せやけどそれでも、
せやけどだから、
「その瞬間」は奇跡のようで、でも「ほんとう」で、
時に好き嫌いや快不快すら通り越してもの「尊さ」すら感じたりもする。
 
尊いって言葉もあまり好きじゃないけれどね。
 
考え方も生き方も、
生きてき方も違う皆、
理解も共感もし合えないかもしれないどころか、
今は同じ空間に居るももしかしたらこの先また一生再会出来ないかもしれないいろんな皆が「その瞬間」笑っている。
 
「劇場って、すごい場所やなあ」
「あまりにいろんな人がいて、
それが、だから、(ギリギリや面倒や厄介や笑えないことがありまくる(やろう)中)愛しくて尊くて、面倒で尊くて、すげぇ場所だなあ」
「魅力やな、いや魔力かな」
「生きている生きていく(ことそのこと)(そのための)場所やなあ」
 
面倒くさすぎるヤツ(わたし)は
たぶんこれまで以上にガチで舞台の内容に見入りながらも
(その初心というかそれやその激しさが己みたいなことも思い出したり(笑))
その中のひとりになれることや場や瞬間、
そんな機会をいただけることが、幸せやな、と、思う。本当に。
 
と書いていて、なんだか『サンサーラ』みたい?! と、苦笑(笑)
 
あの歌は好きじゃない。好きにもなれない。
 
もう1曲、思い出した。
 
山崎まさよしの『セロリ』。
 
この人の歌、好きじゃない。歌い方が嫌や。
某一番有名で人気な?ワンモアな歌は歌い方と歌詞が相まって「ギャー」「ひゃー」「ヒーッッ」ってなる。
(とは、若き日の歌の先生である某音楽役者も言うていた笑)
 
『セロリ』そもそもタイトルの時点で変だ。
 
でも、なんか思い出した。
 
「わるくないなあ」と笑った。




ヒューガルデンロゼ甘すぎた。でも🌸!

◆◆
【略歴や自己紹介など】

構成作家/ライター/エッセイスト、
Momoこと中村桃子(桃花舞台)と申します。

旅芝居(大衆演劇)や、
今はストリップ🦋♥とストリップ劇場に魅了される物書きです。

普段はラジオ番組構成や資料やCM書き、
各種文章やキャッチコピーなど、やっています。

劇場が好き。人間に興味が尽きません。

舞台鑑賞(歌舞伎、ミュージカル、新感線、小劇場、演芸、プロレス)と、
学生時代の劇団活動(作・演出/制作/役者)、
本を読むことと書くことで生きてきました。

某劇団の音楽監督、
亡き関西の喜劇作家、
大阪を愛するエッセイストに師事し、
大阪の制作会社兼広告代理店勤務を経て、フリー。
lifeworkたる原稿企画(書籍化)2本を進め中。
その顔見世と筋トレを兼ねての1日1色々note「桃花舞台」を更新中。
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