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雑文 #299 インプットもアウトプットも

こんばんは。寒いですね。

ここのところ、ずっと、停滞気味で、何をする気も起きません。
何か見ててもうわの空。何か聴いていても耳スルー。話す言葉は出てこない。トンチンカンな間違いばかりしてしまいます。
携帯忘れるのは日常茶飯事。仕事で「あれ覚えてる?」とか訊かれても、「私に記憶力を期待しないで。すべてすぐ忘れるんだから」と言ってしまう始末。

気力の低下と刺激のなさと、カラダもアタマも動かぬせいで空っぽで、そんなふうに失敗や失態ばかりしているんだと思う。

もちろんそんなんじゃ良くないと思う。思うけど、行動は起こせない。

ぼんやりしているうちに時間ばかりが経ってしまい、有意義なことを何もしていない。
インプットもアウトプットも、できていない。
このまま私は消滅していくんだろうか。塩をかけられたナメクジみたいに。

映画を観ていてもうわの空なのだが、昨晩観た「僕とカミンスキーの旅」はおもしろかった。ドイツ、スイス、フランス。国境を渡りやすい国々。ロードムービーである。偏屈な芸術家の巨匠と、いろいろうまくいっていないフリーライターの友情の話でもある。無理矢理感動に持っていくでもなく、淡々とコトは進み、各登場人物はそれぞれアクが強くて(性格に難があるとも言える)、上手くいかない、そのわりには何とかやっていく。スイスやフランスの景色がきれいで、心底行きたくなる(じつは行ったことがあるため、郷愁でいっぱい。思い出が溢れ出す)
絵画についてもたくさん映像や言及がある。あの時代、天才たちがひしめいていた美術界。カミンスキーは架空の画家だろうか。カンディンスキーを文字っているのだろうか。 ピカソやマティスと親交があったというカミンスキー。良い絵を描くのだ。本当に盲目だったのだろうか。まだまだ微力なジャナーナリストは、カミンスキーに友情を感じた瞬間取材はどうでもよくなっただろう。だが彼こそが本当の自伝が書けるのだ。そう思う。
ところどころに差し込まれる絵画も美しい。
絵画を観ること、私、好きだった。衝撃受ける作品を目にすると、どこかにトリップしてるような気分になる。

まだまだ人生続くと言えども、限りはあるんだから、いろんなもの見てインプットしたいな。
日本国内でも、海外でも。 
あとどれくらい目から鱗が落ちるんだろう。
どれくらい心がぶるぶる震えるのだろう。


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