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ちょっと、16行じゃ収まらんかった「プチ炎上しているゲイバー問題」について

今日は16行ではありません。
プチ炎上しているゲイバー問題について、
同じマイノリティ側の僕なりの考えをまとめました。

■そもそもゲイバーって誰のためにあるの?

そもそもゲイバーは誰のためにあるのか考えてほしい。
まあ、ゲイのためでしょうな。ゲイがゲイと出会い、一般社会では話せないことを同じセクシャリティ同士で語り合える場所なわけだから。
そういう世界が何十年も続いてきたわけだ。

昨今はメディアがゲイバーを取り上げるようになったからノンケさんにとっても身近に感じられるようになったかもしれない。でも身近に感じられるだけで何も変わっちゃいない。
ゲイバーはゲイのためにある。
知らなくても会員制って書いてあれば初見が入れないのはわかるはず、祇園のお店と一緒。それでも今は、観光バーやMIXバーがたくさんある。もしゲイバーに行きたいならそちらに行けばゲイとのスタッフと話せるよ。

■ノンケさん(異性愛者)がゲイバーに行く理由とは

ってかそもそもなんでゲイバーに行ったか疑問だ。バーの雰囲気を味わいたいなら別にゲイバーじゃなくていいのではと思ってしまう。
もしや、ゲイって言葉に食いついてない?
「ゲイ」っていうワードに新鮮さを覚えて、物見たさでゲイバーを選んだのでは?と思えてしまう。
おそらくメディアの影響でしょうな。
「ゲイ=面白そう」っていう印象操作のせいで、ゲイバーに行けば面白いトークしてもらえると思っている人…多いんでない?
結局、面白いトークをしてもらえない&不快な言葉を浴びせられたから「ゲイバー」という大きな括りで叩いたように思えてしまうよ。

■ゲイの世界で使われる「ブス」

確かに初見で「ブス」は侮蔑と捉えられてもおかしくない。
これは僕の考えだけど、ゲイ同士が使う「ブス」は、互いの信頼関係があってこそ言えるもののような気がするし。
だからもし初見でブスって言ったことが本当だったとしたら笑えないし、お店の配慮が足りなかったと思う。ここはバーの種類問わずゲイバー全体で気を付けないといけないところだろう。
誰にでもゲイ同士で使う「ブス」が通じるわけではない。
ただね、「ブス」ってゲイの世界じゃコミュニケーションの一部なんだわ。
ゲイバーでも使う人は多い。もはや文化、挨拶みたいなもんだ。
(もちろん使わない人もいる)

炎上元になった方がゲイバーに何を求めていたのか知らないが、
「ゲイバー」と称されている所は少なくともゲイのためのお店であって、
当然「ブス」というコミュニケーション方法もあることを知ってほしい。

今回不快な思いをしたのは、そこがたまたまゲイ特有のコミュニケーションをするお店だったというだけ。いまもそういうお店はたくさんあるし。
だからといってSNS上で論争しても、長年続いてきた事は絶対に変わらないだろう。だから理解できず、不快になる可能性があるならゲイバーに行くべきではない。

■ ゲイバーという文化

ゲイバーはゲイのための場所だ。メディアで誇張されたイメージとはだいぶ乖離があるし、特有のコミュニケーション方法だってある。
セクシャルを隠して生きるゲイの人に憩いの場を作る目的として、またゲイバー特有の文化を用いて会話を楽しむ場としても存在している以上は、ノンケさんはゲイバーってこんな感じなんだ程度で楽しむしか選択肢はないと思うのだ。

お借りした画像主
aicocco様(ID: kanro055)
誠に勝手ながら、厚く御礼申し上げます。


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