森田美佐子

音楽好きのオバサン。25で統合失調症発症。リハビリ中。51歳。相方は赤のリッケン630。

森田美佐子

音楽好きのオバサン。25で統合失調症発症。リハビリ中。51歳。相方は赤のリッケン630。

最近の記事

異形

異形の者は除かれる 今でも 一つ目や三つ目の赤ん坊が生まれると 死産や流産、といった名目で 殺される 異形を許さない 普通、と呼ばれる人たち 勉強が出来、仕事が出来、普通の子を産める人たち 生産性、のもとに すべてがまわっている 生産性のない者はすべて異形 異形の遺伝子 私にはもうできることはあまりないが 異形として 生きていきたい 目のない者の見るべきもの 声のない者の歌う音楽 生殖のない者のうみだすもの 人類は、愛と平和まで商業化してしまった

    • 今日は幸せな一日だった。 でも、寝る前にふと、チェンカイコー監督の覇王別姫を思い出した。続けて小学生の頃家族で見た黄色い大地や赤いコーリャン… 引き揚げ者の父は、文化大革命に反対して、当時の情況出版の執筆をやめた。 父は左翼からも右翼からも鼻つまみ者になった。 私もそうなりたい。

      • もう齢51のババアなのだが、夫婦喫茶(めおときっさ)という名前のロック喫茶店を開店するのが夢。

        • 今朝も鳥たちにごはんをあげた。 今朝は珍しくキジバトさんが来ていた。 お米の他にパン屑もあげたが、鳩さんはパン屑を一口咥えて、直ぐに吐き出し、お米だけ食べた。 ハッとした。その、生き物の聡明さに、慄然とした。 食べていいものかどうか知りたければ、生き物に、謙虚に、教えて貰おう。

        • 今日は幸せな一日だった。 でも、寝る前にふと、チェンカイコー監督の覇王別姫を思い出した。続けて小学生の頃家族で見た黄色い大地や赤いコーリャン… 引き揚げ者の父は、文化大革命に反対して、当時の情況出版の執筆をやめた。 父は左翼からも右翼からも鼻つまみ者になった。 私もそうなりたい。

        • もう齢51のババアなのだが、夫婦喫茶(めおときっさ)という名前のロック喫茶店を開店するのが夢。

        • 今朝も鳥たちにごはんをあげた。 今朝は珍しくキジバトさんが来ていた。 お米の他にパン屑もあげたが、鳩さんはパン屑を一口咥えて、直ぐに吐き出し、お米だけ食べた。 ハッとした。その、生き物の聡明さに、慄然とした。 食べていいものかどうか知りたければ、生き物に、謙虚に、教えて貰おう。

          今日初めて気づいたことがある。 スマホもインターネットも出来ないお年の方々が、雨の中、杖をついてずぶ濡れになって歩いていた。 杖をつかなければ歩けないから、傘がさせないのだ。 私たちは、遠くばかり見て、近くの、隣にある苦しみを見ていない。外出ひとつ困難なお年寄り、障がい者。祈る。

          今日初めて気づいたことがある。 スマホもインターネットも出来ないお年の方々が、雨の中、杖をついてずぶ濡れになって歩いていた。 杖をつかなければ歩けないから、傘がさせないのだ。 私たちは、遠くばかり見て、近くの、隣にある苦しみを見ていない。外出ひとつ困難なお年寄り、障がい者。祈る。

          本当の愛

          本当の愛は、絶対に疲れない。 本当に愛してくれる男や女は、貴方を絶対に疲れさせない。 貴方を心底、心身共に満たして、ぐっすり眠らせてくれる。 1人だけ、過去にそういう男性がいた。 薔薇のたくさんの花束を贈ってくれた。 薔薇は枯れても、彼の愛を忘れない。 左翼活動に身を投じていた私を、ノンポリの彼は心底心配していつも癒してくれた。 本当の愛は、とっても単純。 疲れる男性女性にどうか気をつけて。

          まこと

          母が買ってきてくれた3尾のうちの1匹の鰯に まこと という名をつけた 3尾共 違う顔と体つきをしていて 私は泣きそうになり 思わず手を合わせた どうして 命を奪わないと 動物は 人は 生きていけないのか 苦しかった 塩をふり まことを焼いた ジュージューと焼けたまことを 手を合わせて 長いお祈りをして いただいた 小骨も内臓も 太い骨を残して 全部食べた 頭もしゃぶった 昔 ねむの木学園のカレンダーで お空を泳ぐお魚 という題の絵があって 私は自分の部屋の扉に ず

          最近、小さな子供の目線をよく考える。 雑草の小さな花々は、大人の目線には入りにくい。 低く、もっと低い目線。 そこに、低い花壇の上に、小さなお人形さんたちを飾るのが好きだ。

          最近、小さな子供の目線をよく考える。 雑草の小さな花々は、大人の目線には入りにくい。 低く、もっと低い目線。 そこに、低い花壇の上に、小さなお人形さんたちを飾るのが好きだ。

          長距離走者の孤独

          昔、中学生の頃読んだアランシリトーの長距離走者の孤独、という本が大好きだった。 当時、愛聴していた大江千里さんの曲で、その本を読むようになった。 医者に行ったとき、言われた。 あなたは心臓が人より大きいから、駆けっこ苦手でしょう、と。 瞬発力は誰よりもあった。 でも、引き離される。 私はいつも体育の100メートル走を半ば適当に走った。 「ちゃんと走れよ!!」 とクラスの女の子が怒鳴った。 見ると、心臓病を患い、いつも体育の授業を見学することしかできないNさんだった。

          長距離走者の孤独

          小学生の頃から父に半ば強制的に登山に連れて行かれた。 最初は朝3時起き夜中帰宅の登山が嫌だったが、そのうち楽しくなった。小学生の分際でアルプス縦走の後、剱岳や槍に登りたいと言ったら、それはまだもう少し先だね、と父は笑った。自分の足で雲海を見下ろすチカラを父は私に教えた。感謝を。

          小学生の頃から父に半ば強制的に登山に連れて行かれた。 最初は朝3時起き夜中帰宅の登山が嫌だったが、そのうち楽しくなった。小学生の分際でアルプス縦走の後、剱岳や槍に登りたいと言ったら、それはまだもう少し先だね、と父は笑った。自分の足で雲海を見下ろすチカラを父は私に教えた。感謝を。

          今年も古いエアコンが、壊れずに冷房も暖房も効いてくれることが有難い。 数日間お風呂に入れなくて汚れているのに、訪問美容師さんが優しく髪を切ってくださった。 有難い、当たり前じゃないことばかり。 感謝の朝。

          今年も古いエアコンが、壊れずに冷房も暖房も効いてくれることが有難い。 数日間お風呂に入れなくて汚れているのに、訪問美容師さんが優しく髪を切ってくださった。 有難い、当たり前じゃないことばかり。 感謝の朝。

          女性は昔、一人で生きていくのに水商売くらいしかなかった。 今はいい時代だ。老人の傾聴をするだけでお金が稼げる時代。 ホームヘルパーさん、看護師さん。資格さえ取ればいくらでも需要がある。女性たちよ、しっかり貯金しよう。

          女性は昔、一人で生きていくのに水商売くらいしかなかった。 今はいい時代だ。老人の傾聴をするだけでお金が稼げる時代。 ホームヘルパーさん、看護師さん。資格さえ取ればいくらでも需要がある。女性たちよ、しっかり貯金しよう。

          大好きな101回目のプロポーズのラストをyoutubeで観た。チャゲアスのsay yesも聴いた。朝から号泣した。 優しい雨が降り出した。 この名作と名曲を、今の若い方たちに伝えたい。 一途にひとりの人を愛することの大切さを伝えたい。

          大好きな101回目のプロポーズのラストをyoutubeで観た。チャゲアスのsay yesも聴いた。朝から号泣した。 優しい雨が降り出した。 この名作と名曲を、今の若い方たちに伝えたい。 一途にひとりの人を愛することの大切さを伝えたい。

          『お金がない』が好きだった

          昔からお金がない。 子ども時代は、テレビで、てんとう虫の歌、というアニメに感動したりしていた。 学生時代はもちろんのこと、働き始めてからも、財布に一万円札が一枚入っているだけで緊張した。 それ以上持ち歩くことはほとんど無く、いつも千円札が数枚財布にあればホッとした。 織田裕二の『お金がない』というドラマを、私にしては珍しく毎週観ていた。 働いている頃も、二万円以上財布にお金があるのは、育英会の奨学金を返済する日だけだったように思う。 いまだに財布には二千円以上は入ってい

          『お金がない』が好きだった

          iPhoneでラブドールの制作者の記事を読んだ。 あまりにも切ない。 梅毒が大流行しているらしいので、先ず婦人科へカップルは行って欲しい。 皆んなが愛し合える伴侶と巡り逢えますように。

          iPhoneでラブドールの制作者の記事を読んだ。 あまりにも切ない。 梅毒が大流行しているらしいので、先ず婦人科へカップルは行って欲しい。 皆んなが愛し合える伴侶と巡り逢えますように。

          おかえり

          私は小学生に上がった時から鍵っ子だった。 そのせいか、あまり家には帰りたくなかった。 大人になって、大学生の頃、夜、バイトでクタクタに疲れて下宿先の自分のアパートの窓に灯りがついてるのを初めて見た。 驚いて部屋の鍵を開けると、恋人が渡した合鍵で私を待っていた。 彼は小さなオコタに入って、みかんの皮を剥きながら、「みーちゃんおかえり」と笑顔で言った。 号泣したいほど感動と感謝でいっぱいになった。 ずっとその言葉を待っていた。 あの小さな小窓から漏れていた灯りを、そ