彼は甘いものが好きだ。
でもコンビニスイーツには見向きもしない。
ハーゲンダッツを見て、人生には妥協も必要だからねという顔をする。
彼が甘いものを食べたいねという時、
それはデパートに出かけようというお誘いだ。

彼は味だけでなく見た目にもうるさい。おしゃれでかわいらしい見た目でないと納得しない。おじさんのくせにSNS映えも意識する。

彼はデパートで甘いものを買うとき、時間をかけて比較検討するわけでも値段を確認するわけでもなく、直感的に欲しいと思ったものを次々に購入する。自分を西洋の貴族の子息と勘違いしているかのような振る舞いに、私はげんなりする。

彼からデパートへの誘いがあると、私の心のなかでは増税法案をめぐる国会のような激論が飛び交う。

一方は、やはりデパートでのショッピングという心浮き立つ休日の過ごし方に惹かれて「お金は稼ぎ方や貯め方よりも使い方が大事なのよ」「心から欲しいと思うものをちゃんと買うことが幸せへの近道なのよ」と声を上げる。

一方は、「彼はデパートに行くと金銭感覚が麻痺して目についたハイエンドブランドのバッグも買いたいと手を伸ばすだろうし、ついでだからと高額なランチコースも希望するに違いないわ」「先週高級住宅街のコーヒースタンドに併設されたセレクトショップに置かれていた一点物の財布に目を奪われて、オーダーしたホットコーヒーが出てくる前に高額のお買い物をすませてしまったことを忘れたの？」「彼は自分をアラブの石油王と勘違いしている異常者なのよ」と早口でまくし立てる。

そう、彼は金銭感覚がまったくないのだ。
だから桃鉄ワールドも弱いのだろう。

桃鉄ワールドは自分の電鉄会社の資産を増やすゲームだ。彼にそんな能力があるわけない。例えば大企業の創業者が引退を表明したとする。大勢の後継者候補の中で、こいつだけには絶対に後を継がせてはいけないと一目瞭然の放蕩息子がいるとしよう。それが彼だ。彼は資産を食いつぶすことはできても増やすことはできない。そして彼は富豪の息子ではなく庶民の息子だ。大人になった今も庶民のままだ。

前置きが長くなった。ここからが本題だ。彼が監督をするMOMOリーグチームがいよいよ予選リーグ残り2試合と言う状況を迎えている。今日の出場選手はうきぐもさんだ。

MOMOリーグの詳細とか
彼がMOMOリーグにおいてチーム監督をすることになった経緯とか。
うきぐもさんがそのチームの一員（彼はクルーと呼ぶ）であるとか。
そのあたりの詳細は、二度と話題にしたくないので、
大変お手数をかけて申し訳ないのだけど
以下のnoteを読んでもらえると助かります。

私は恐れている。彼はもしかすると今日のうきぐもさんからバトンを受け、最終戦に出るつもりではないだろうかと。決勝リーグ進出のかかる大一番となる最終戦に。

以前、桃鉄令和というゲームソフトを使って開催された桃鉄ドラフトという非公式オンライン対戦大会があった。その時も彼はチーム監督をしていた。その最終戦。優勝が懸かる大一番にチームメンバー全員が他の選手の出場を推すなか「監督として決めました、僕が出ます」と高らかに宣言。そして負けた。優勝を逃した。2位でもトータルポイントの結果として優勝できるという圧倒的優位な条件戦に負けて、優勝を逃した。

あんな迷惑を二度とかけて欲しくない。
だから今日私はうきぐもさんを全力応援する。そしてうきぐもさんが勝った時、こういうのだ。

「こんばんは、おばかさん。うきぐもさんはしっかり資産を伸ばして優勝したね。桃鉄ワールドはやっぱり資産を伸ばせる人じゃないと勝てないよね。デパートで無造作にチョコレート爆買いついでにあんな散財をするようなあなたは絶対に勝てないから、最終戦に出場するなんて言い出さないでね」と。

桃子の心からの願いを、みなさんに応援してもらえるとうれしい。

応援方法は以下の通りだ。

１，今日（2/4）21時から予定をあける
２，youtubeでMOMOリーグの公式チャンネルにアクセス
３，ライブ配信中の対戦を視聴
４，コメント欄を「うきぐもさん頑張れー（桃子の代弁者）」で埋め尽くす
以上だ。

面倒なお願いをしていること、大変心苦しいですが、ついでなのでチャンネル登録や高評価もしてもらえると、うきぐもさんも喜ぶと思います。
配信はyoutubeはこちらからチェケラいただくのがスムーズです。

ピエール・エルメのチョコレートと祇園あのんの最中とヴィタメールのマカロンと、あとは何を買おうかしら。甘い妄想を膨らませて上機嫌な桃子より