いつもの日常がつまらない。

繰り返しの日常は、刺激がない。

そんな風に思っている人もいるだろう。

刺激のない日常を抜け出して、どこか遠くに遊びに行ったり、非日常を感じたい。

いつも繰り返される日常をつまらなく思うのは、悪いことではない。

けれど。

ぼくにとって繰り返す日常は、とても大切なもの。

刺激が少ないとか、あまりそういう風に思ったことがない。

人それぞれの感覚だけれど、ぼくはいつものように繰り返される日常が、たまらなく好き。

最近、その想いがさらに強くなってきているように思う。

新しく外で仕事をするようになって、家に居れることのありがたさをより感じるようになったことも要因のひとつ。

ひとつひとつ繰り返す日常。

朝起きて、シャワーを浴びる。

キッチンで、ゆっくりとコーヒーを淹れる。

好きなジャズやカフェミュージックを聴きながら、ソファでコーヒーを飲む。

ぼんやりと考え事をする。

時間になったら、仕事に行く。

お気に入りのスーパーで買い物をする。

レシピを見ながら、料理をする。

大切な人と料理を食べる。

好きなアニメを見る。

眠くなるまで、おしゃべりをする。

眠くなったら、ゆっくりと寝る。

何気ない日常。

ぼくにとって、かけがえのない日常。

そんな日常の中に、たくさん感謝することがある。

朝が来ること。

目が覚めること。

おはようと言えること。

水が出ること。

電気が使えること。

ガスが使えること。

お湯が沸かせること。

仕事があること。

大切な人がいてくれること。

家があること。

他にもたくさんのありがたいことが、日常に溢れている。

だから、刺激が足りないっていう感覚にはならない。

他の人から見たら、刺激がない生活だけれど、ぼくにはちゃんと刺激がある。

繰り返しの日常だけれど、ちゃんと変化がある。

ちいさな変化。

そのちいさな変化が、暮らしを彩るのだと思う。

本当は、変わらない日常なんてなくて。

繰り返しのように思えても、同じ1日なんてない。

だからこそ、いつもと同じように暮らすことは、本当はとてもすごいことなんだと、ぼくは思う。

いま、繰り返す日常につまらないと感じている人は、昨日とは違うところに目を向けてみてはどうだろう。

そして、昨日とは、少し違うことをやってみてはどうだろう。

例えば、いつもと違う帰り道から帰ってみる。

違う道を歩けば、新しい発見があるはず。

知らないお店や知らない景色に出会えると思う。

そんな些細なことで構わない。

きっと、繰り返す日常が、少しずつ楽しくなっていくと思う。

ぼくも、この日常を大切にしながら、日々感謝を忘れないで過ごしていこう。

ここまで、あなたの貴重なじかんを使って読んでくれて、ありがとうございます。