外に出かけてお店を見たり、ネットを見たりしていると、欲しいモノがたくさん見つかる。

あれも、これも。

どれも魅力的なモノばかりで、物欲が掻き立てられる。

でも、ついつい、勢いで買ってしまって、やっぱり使わなかったということはないだろうか。

欲しいと思う気持ちは、悪いことではない。

新しいものを見ると、欲しくなってしまう気持ちもわかる。

でも、次から次へと新しいモノを探すことは、終わりがない。

いま持っているモノよりも、良いモノは確かにある。

ただ、それを探し続けることに没頭するあまり、自分が本当に必要なモノを見失ってしまう。

いまあるモノに目を向けてみること。

いま持っているモノを、大切に扱ってみる。

そうすると、愛着が湧いてくる。

例えば、お気に入りの服を数着、着回してみる。

いまあるバッグを手入れして、改めてお出かけしてみる。

周りには、他にも新しいモノはあるけれど、いま自分が持っているモノを大切にすればするほど、そのモノは輝いていく。

いま、ぼくは、自分が持っているモノを、最大限に大切にしている。

新しいモノは、本当に必要だったら購入を考えるけれど、いまあるモノで足りるなら、無理に購入することはない。

ずっと使ってる肩掛けのバッグ。

もう５年以上使っている。

少しほつれたところはあるけれど、愛着が湧く。

このバッグには、まだまだ短いけれど、思い出が詰まっている。

だから、簡単には買い替えられない。

営業の仕事をしていた時にいつも使っていたバッグ。

カフェに行く時も、パソコンを入れて、お出かけをした。

モノを大切にすると、それだけ思い出が増えていく。

その思い出の数だけ、そのモノはキラキラしていく。

いまあるモノで満足する生き方。

探す生き方が悪いわけではないけれど、満足する生き方はゆったりしていて、ぼくは後者の方がしあわせを感じる。

いま、使っているコーヒー器具たちは、何年も何年も使っていきたいモノだ。

だから、これ以上、増やしたりしない。

例えば、コーヒードリッパーは、使っていくうちに、傷が付いたり、コーヒーの着色が付いたりするだろう。

それも、そのドリッパーの味になる。

傷も世界でひとつだけの模様になる。

そうやって、いまあるコーヒー器具たちを使いながら育てていきたい。

いまあるモノで満足してみる。

きっと、いま手元にあるモノたちの見え方が変わってくると思う。

いまあるモノを大切にしてみませんか？

ここまで、あなたの貴重なじかんを使って読んでくれて、ありがとうございます。