見出し画像

子供にかける言葉

こないだ飲食店にいったときに、たまたまとなりに赤ちゃんが複数いて、ひとりうちの子と近そうな月齢の赤ちゃんがバンボにちょこんと座っていた。聞いたらその子は9ヶ月だった。

うちの子が虫の何所が悪くぐずったり、わたしの膝の上から脱走しようとするので「隣の赤ちゃんはちゃんと座ってるよ、⚪︎⚪︎ちゃんもちゃんとお座りしようね」って声をかけてしまった。

でもよく考えたら、そんな声かけはだめだなと。人と比べてあーだとか、こーだとか常日頃から考えてしまう私の思考の悪いくせだ。
人の赤ちゃんがいい子にしてるように見えてしまうだけで、おうちのなかでは怪獣かもしれない。たまたまその時静かだっただけかもしれないし、「自分の子をサゲてしまう」発言を無意識にしてしまった自分が情けなかった。

うちの母親に「お前はどうせできない」とか、「うちはみんな文系だから」「血液型は⚪︎⚪︎だからこういう性格だ」「お金持ちだからあの人たちと私たちは違う」とか、「うちらは庶民なんだからそんなことはできなくて当たり前」とかそういう言葉をかけられていたのを思い出した。

実家にいた頃は、いつも家族の愚痴(おもに祖父母の悪口)を聞かされていて辛かった。うちの家族は仲が悪かった。あとは私にたいする勝手な決めつけとか、ネガティブな言葉を常日頃耳にしていた。

社会人になって一人暮らしをはじめ、毎日いろんな思考法や人々に触れてすこし心が軽くなった気がする。とにかく解放された。夫はひとりっ子で、わがままに、やりたいように、マイペースでのびのびと育って、とにかく楽天家。悩まない人だった。私とは真逆の思考をする夫の存在も大きい。

何が言いたいかというと、親から与えられる言葉って、結構心を支配してしまうから本当に気をつけなければ…と思った。子供の心を支配したり、卑屈にしたくない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?