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暴れる鯛との格闘、からの命の教育

おはようございます、ほっしーです。
さて、武藤敬司風のイカツイおじさんとわしら手下三名で、暴れる鯛と格闘するお話です。
一通りレクチャーしてもらったら早速作業開始です。
トラックの上から、10匹づつ入れられたカゴのゲートが開けられて、どんどん鯛が降ってきます。
とにかく元気なので、ビチビチ暴れまくりますが、口元と背ビレに注意しながら、胴体を押さえて、包丁を入れていきます。
わしが一匹仕留める間に武藤敬司は三匹くらい仕留めていきます。
遅れるまいと、がむしゃらに鯛と格闘していくうちに、なんとか一撃で仕留めれるようにはなってきましたが…
包丁押さえる手のひらが超痛い😵
なるほど、手のひらのテーピングはこのためやったんやなぁ…

しかし、容赦なく鯛は降ってきます。
もう全身血まみれでメガネは潮で前が見にくいですが、締めてはカゴに入れ、を繰り返していきます。

ゴーグル持って行けばよかった😑

暴れる大きめな鯛と格闘して腕がパンパンになり、手のひらがヤバくなってきたところで、トラックの上のおっちゃんから終了のかけ声が👐
どこからか、サンドウィッチマンの冨澤たけし風の、これまたイカツイおじさんがやって来て、鯛が入ったカゴに氷をぶっかけていきます。

こうして魚たちは、わしらの食卓に並ぶんです。

最後に作業台の血や鱗を洗い流して、片付けた後、全身の返り血を洗って作業終了です。
事務所に戻って着替えて、武藤敬司・富澤たけしと手下組の皆に挨拶して、一時間半かけて帰宅しました。
家に着いて、リビングで一息つこうと思ったら、家族全員から‘’生臭い‘’とのクレームが入ったので、風呂に直行です😢
そして、子供たちに今日の仕事の話しをすると、
「え~、めっちゃかわいそう😢」
「パパどんな気持ちやった?」
若干、わしを責めるような口調です。
なので、わしの考えを伝えます。
「かわいそうと思ったけど、この仕事のお陰で美味しい魚が食べれるんよ」
「魚も肉も、野菜だって同じで、その命を頂いて、わしらは生きとるんよ」
「いや、生かしてもらっとる」
子供たちは、少し理解したような顔です。
さらに続けます。
「なので、わしらに出来る事は、命に感謝して残さず美味しく頂くこと」
「そして、生かしてもらった自分の命を大切にして生きていくこと」

しかし、子供たちにとっては、まだまだ難しい問いです。
なので、
「これは、あくまでわしの考えやから、これから成長しながら、自分で考えて、自分なりの答えを探しなさい」
わしかて正解なんてわからへんからね。
それでも何かを感じ取ったような様子には見えました☺️
こういう答えの見えない問題は、親としてきっかけは与えてやらなあかんけど、その後は、自分で考えていかなあかんと思うねんな。
人としての道理から外れんかったら、親と考え方が全然違ってもかまへん。
けっして親の考えの押し付けになったらあかんと思うんやけど、どうなんやろ🤔

そして、その日の晩御飯はあえて魚にしました。
その時の子供たちの‘’いただきます🍴🙏‘’は、少しだけ感謝の気持ちがこもった‘’いただきます🍴🙏‘’だったような気がします☺️

気のせいかな…?🙄


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