見出し画像

鳥葬と臓物の狭間で。

最近、からだのこともあって肉抜き生活をしている。さらに言えば、グルテンフリーでもある。なにかを我慢して失敗するひとの特徴は共通している。それは、「これしかない」と、思い込んでいるところだ。この世には、溢れんばかりのものがある。というと、かなりの語弊があるが、それでも我々は飽食の時代に生きている。なにかを欲しいと思えば、ほぼなに不自由なく手に入れることができる。だったらば、代用すれば良いじゃァないか。肉だってなんだって、グルテンだって代用できる。どうしてもパスタが食べたいとき、わたしはトウモロコシの粉でできたものを食べる。これが、案外旨い。グルテンは食べると胃をはじめとした体内の臓物が犯される感覚がある。単純に言うと、重くなる。だからあまり好かない。糖分で脳内も犯され、マトモな思考が失くなっていく気がする。というと言いすぎかもしれないが、グルテンフリー生活というのはソコソコに快適なものである。あくまで、"慣れてしまえば"の話だが•••。畢竟、人間というのは適応能力のみで生きている。でなきゃ、木から降りるはずがないだろう。グルテンフリーやヴィーガンをはじめとする食生活になったとき、最も気を付けねばならないことがある。それはやはり、思考だ。思考が、目に見えて偏る感覚がある。だがしかし、偏ることが果たして悪いことかと言われると、それもよくわからない。偏った結果、生まれ出ものもあるのだ。弊害と産物は紙一重だ。そうやってヒト財産築くのもありっちゃァ、ありだろう。だがしかし、そこに至るまでの道は、永い。大切なのはそれに耐えられるかどうかだ。木蓮が咲く季節になった。木蓮は群を抜いて、好きなお花であり、植物さまである。あの香りも、堂々とした白い御姿も、そうしてそれを支える純朴な枝と幹の総ても、何もかもがわたしを嫉妬させる。美しい。木蓮になりたい。そう思って、早何年経っただろうか。葬ることについて考える。感じることがある。わたしは、チベットの鳥葬が好きだ。好きだ、と言っていいのかはわからないが、このからだが機能を失って朽ち果てたとき、何かの、誰かの役に立てたならこんなに嬉しいことはないと、いつも思う。わたしは喫煙者であり、飲酒もするので臓器提供者にはなれないが、鳥葬だったらばもしかしたら、鳥さんたちの役に立てるかもしれない。上腕二頭筋はあまりついていないが、お尻や胎の脂肪などは案外にも旨いかもしれない。土に還る、というが究極のところ、このからだの成分が地上から消え失せることはない。肉が削げ、腐敗し、骨が風化したとしても、完全に"消える"ということはないのだ。そう考えると、それは地獄への入り口のようでもあるし、はたまた浪漫の塊のような話でもあるような気がする。この話を聞くとき、自分を囃し立てる何かがある。別に特段、自死願望があるわけではない。ただひたすらに、良い意味での死と生の夢に取り憑かれた魔物のようになってしまう。生きるとは、血だ。つまるところ、総てが血によって完結し、輪廻していくものなのだ。だからこそ、踊りも唄も、血なのだ。血をわかりたくて、揺蕩いたくて、わたしたちは旅をする。その旅を終えてしまったら、そのときは総てを喪うことになるだろう。それでもその最期が鳥葬であったなら、何やら救いがあるのかもしれない。そうやって鳥さんたちに助けてもらう、そんな贅沢な人生があってもいいのかもしれない。わたしの通っていた小学校がもうすぐ、建て替えになるそうだ。良いことだ、と、直感的に思うのと同時に、自分のなかの何かを奪い去られていくような感覚にも陥った。「もう、考えるな。」ということかもしれないし、それこそ、「もう囚われることはない。」と言われているのかもしれない。歴史と記憶は表裏一体、とまではいかないが、それでもほぼ同一のものだと思っておいていいだろう。いつまでも過去にすがっているわけではない。ただし、わたしがずっと生きてきたベースというものは、どうしたって幼少期の記憶にある。苛まれ、訝しんで、弄んで余してきた総てが此処彼処にある。暗い気持ちになりたいだとか、ウジウジ蛆虫隊長になりたいわけではないが、それでもひとりの人間として、弱気なところが多々見受けられるのも事実だ。現実は進んでいく。わたしも進んでは立ち止まる。最近はそればかりを口走っているようにも思える。身体にスパイスを取り入れようと思う。気を付けないと、腸をはじめとした体内の熱を奪うものでもあるので、やはりソコソコに塩梅が必要だ。それでもやはりスパイスは、なぜか故郷の香りがする。毒を食らわば皿まで、と言えばなかなかにハードルが高いが、毒を以て毒を制す、というのは人類や生物が生を讃歌し、死に抗うための唯一の術であるとも感じる。血管が熱い。心臓が命を刻んでいる。鼓動と鼓動の間にある真空こそが、命のリズムである。今日も母なる大地と、父なる昊が啼いている。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

📣登録者さま大歓迎📣

🏖️MINAMIのマイアミちゃんねる🏖️

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

レストランショーやります!!!

日にち 3/16(木)
毎月第3木曜日に踊ります🎵遊びに来てね!

時間 20:00から

チャージ ¥500+ご飲食代

場所 高円寺Rumi
杉並区高円寺北3-2-15
BOLBOL2号店 Rumi 1階

⭐ご予約はわたしか、直接お店にお電話ください。

電話番号 03-5356-6640

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

MINAMI

ベリーダンサー/写真家。
キャッチコピーは"砂漠のSlow Dancer" 10代の頃、ドバイの砂漠でベリーダンスに出逢い、帰国後、独学で踊り始める。その後、トルコに何度も渡り研鑽を積み、2015年、韓国ベリーダンス大会FIDにて総合優勝を果たす。レストランショーやイベントなどで活躍する傍ら、現在は自身のベリーダンススクール"THE LIQUID HAREM"を主宰し、後進の育成に努める。中東音楽だけでなく日本の歌謡曲や演歌、どんな音楽でもボーダーレスに踊ることで、ベリーダンスの美しさや素晴らしさを伝えている。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

💃砂漠のSlow Dancer MINAMI

🌅ホームページ

🌅Facebook

🌅スクールの情報などはこちらへ

🌅東京演芸協会会員となりました!浅草でお逢いしましょう✨

🌠スタンプ作りました‼️

おもろスタンプ第2段‼️

①ダンサーみなみのスローライフスタンプ

②我らっ!スパイスシスターズ(with カルダモン鈴木)

🌅お仕事などのご依頼はこちらへ
💌 minamisvp@gmail.com

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?