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旅から眺めるエコ④:省パッケージコスメ

2022年の9月にフランス、イタリアを訪れた際、「旅から眺めるエコ」と題して、いくつか環境に関するトピック(ゴミ削減など)をお届けしたが、今回はその2023年版。

私はオーガニックやナチュラルなプロダクト、もしくは環境に配慮したコンセプトを持つお店が好きで、旅先で覗くの楽しみの一つにもなっている。

今回(2023年9月)のフランスとイタリア旅行では、あまりお店を見て回る時間もなかったのだが、その中でも気になって購入したものがあり、紹介したい。

それは省パッケージのプロダクト。

日本でも何年か前、プラスチックボトル削減をうたった固形のシャンプー(ソリッドシャンプー)が話題になったが、あまり盛り上がらなかった印象がある。一方、海外では色々な派生があるんだと驚かされた。(もしかして日本にもあるかもだけど)


まずひとつめが、こちら。


固形の歯磨き粉。
オーガニックの食品を扱う店の化粧品売り場で発見。
隣にあった類似品は瓶入りの歯磨き粉でかわいく、こちらも箱の中は瓶だと思って購入したので、開けたときは衝撃だった。

石鹸のようなビジュアル。
100%自然素材、オーガニックのクレイ(泥)とミントを使用。
値段は5ユーロくらいだったかな。

チューブを失くすという発想に驚かされました。
液体の機内持ち込みストレスを一つ減らせそうな反面、衛生面から日本ではウケが悪そう。

味はパックス石鹸歯磨きに似ている。自然派なだけあって、味も控えめ(ほとんどなし?)。歯磨き後の分かりやすい爽快感を求めている人には少しものたりないかも…。


続いてこちら。

イタリアの食器などを扱うセレクトショップにて購入。
トランクの中で押しつぶされたのかヒビがはいってしまったが、お店で見つけた瞬間とびついた。

固形タイプのクレンジング。

プラスチックフリー。ハンドメイド、使い勝手がいい、ジムや休暇に便利とうたわれている。

パッケージ正面(1枚目写真には)ノープラスチックと記されているが、側面では具体的にどれくらい削減しているのかを明記している。
150mlボトル2本分。価格はひとつ10ユーロだったので、コスパもいい。

内箱にさらに印刷が。
旅行には別売りのアルミ容器をご利用ください、とメッセージがてんこもり。省パッケージのために、箱のあらゆる側面を利用したのかも。

使用感はやさしくさっぱり。
肌のもっちり感は残しつつ、よごれはきっちり落ちてすっきり。その後の化粧水の浸透もよく、使うたびに満足している。

他にも色々種類があるようで楽しい。

ちなみにこのシリーズ、イタリアの無印良品にも置かれていた。
MUJIではない製品はこれだけで、しかも他の製品に混ざってさりげなく置かれていた。店側のチョイスで少しだけ扱っている、という印象だったが、よほど信頼できる製品なんだろうか。


帰国してからサイトを見るうちに気づいたのだが、以前紹介したエコ洗剤と同じメーカーだった。短い生産チェーンで生産し(地元を中心に材料
調達)、濃縮タイプの洗剤を四角いボトルに詰めることで、輸送効率を上げ、CO2排出削減を狙った洗剤。


今年も、エコなトピックをお届けできてよかった。

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ちなみに今年の旅はこのプロジェクトで行きました。
よければこちらもよろしくお願いします。



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